高田清太郎ブログ

ことばの小窓「余韻」


すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

*    余韻の建築を!

*    「余韻」が残る建築・巣舞づくり・間知づくりをしよう!そのためには品格が要求される。一口に品格と言うもののとても難解だ!
・ ストーリー性も要求される。Detailが要求される。
・    私もこの夏の出来事の「余韻」に浸ってみた。
・    グーグル辞書には余韻について次のように記述されていた。
1 音の鳴り終わったのちに、かすかに残る響き。また、音が消えたのちも、なお耳に残る響き。余音。「鐘の音の―が耳もとを去らない」
2 事が終わったあとも残る風情や味わい。「感動の―にひたる」
3 詩文などで言葉に表されていない趣。余情「―のある作品」

・    9月も中旬に差し掛かった。今年の夏は曇り空か雨が多く真夏感に欠けたようだ。
・    余計に8月の余韻が鮮明に残る。Memory!次の行動を示唆するようでもある。
・    良い想い出なら当然リピートを要求するが 悪い想い出ならストップである。

A:余韻「長岡花火」
・    長岡まつりでの花火大会:8月3日19:45から高田建築事務所と愉快な仲間たちで今年も打ち上げることができた。
・    花火の種類名はベスビアス超大型スターマインで花火名は高田建築事務所の巣舞づくりのコンセプト「千人鮮色」である。l今年も良き想い出の一ページに加えられた。
・    長岡花火は打ちあげ方も打ちあがり方も検証されるから打ち上げ時は毎年ハラハラドキドキ感を拭えない。
・    千人鮮色花火のコンセプトStoryはこうである。
・    最初にニコニコマークの型花火:顔マーク方向をどちらに向くか?その時に決まる緊張感。
・    次に5カ所から二方向にクロスする花火でA:アテンションプリーズ:東西観客席に確りとアッピール!
・    そして間髪を入れず花火は二カ所から同時に打ち上げる3号5号7号10号(一尺)の連発だ。打上スピードと玉数の多い密度で一気に白いキャンバスが出来上がる。
・    そして、本番花火「千人鮮色」の鮮やかな色彩花火の連弾である。地上330m高さで爆裂して小玉が重なり合い見事な大輪を咲かせてくれた。
・    一瞬その広がり方は見方によると名物花火3尺玉をはるかに超えるエネルギーを持っている(?!)
・    そして、かやぶしなる音花火でA:アクションでショータイムは閉じるのでる。
・    ・・・一カ月以上たった今でもその余韻は鮮やかに残るのだから来年への道付けは必至である。
・    コンセプトは変わらないが毎年純度が上がっていると思うのは私だけ?ではないと思う。
・    フェニックス花火や天地人花火やこの空の花・米百俵花火とは比べる位置にはいないが、丁度手ごろで物語のある花火に歌を添えられるのはとても気に入っているし感動花火には自画自賛である。自画自賛だけに余韻の影響は大きい。
・    余韻は次の年の花火まで続くことだろう。

B:余韻「鈴木大拙記念館(金沢市内)」
・    鈴木大拙氏は哲学者であり禅についての著作を英語で著し、日本の禅文化を海外に広く知らしめた仏教学者である
・    4反弱の敷地に繰り広げられる見事な静の空間:借景を最大限に活用しての配置である。
・    アプローチから導かれるシークエンスのなしえる美学である。一種回廊性建築でもある。
・    建築家の谷口吉生氏のコメントには禅の思想をそれほど深くはわからないが建築計画の主題に日本の「床の間」を意識した空間作りであると書かれていた。極力シンボリック性をなくしてのデザインであった。
・    和敬清寂:茶の湯の心に通じる空間作りである。
・    「静・黙・考・想・感」とても純度が高い作品である。
・    特に池の水を噴水の様にダイナミック動かすのではなく小さな渦巻を一瞬間稼働することで余計に「静」を意識させるのは何とも絶妙である。静止の世界に時間軸を忘れさせない手法としても感動的だ。
・    入場者NO1の金沢21世紀美術館とは隣接する近さであるがその作風は対照的である。動と静が混在する金沢文化はとても感動的である。
・    ここまで研ぎ澄まされた空間体験はそう多くはない。足を運んで一カ月近くが経とうとしているのに今尚、余韻は全身に響き渡っている。
・    余韻残る空間には品格が隠されている!

C:余韻「新潟築縁会」:
・ 例年開催されている地引網大会:今年は7月16日に予定されていたが波が高く環境が整わなく8月20日に延期になった。
・  そして、  順延された20日には残念ながら今度は船頭さんの体調が悪く地引網は中止になった。期待した参加者には大変申し訳ないことをした。
・    地引網の船頭さんも承継問題で人材不足とのこと。
・    天候上の理由・人的理由により地引網が実施されなかったことには念が残ったが、その分来年への期待も高まったかもしれない。
・    地引網と同時に開催されたスイカ割、餅まき、宝探しには子供たちも大人も楽しんだようである。
・    この季節にしてクラゲがいないので、その分、水泳・海を楽むことができたのは何よりだった。
・    こちらも良い会に育ってくれている。
・    会を運営してくれた皆さまお疲れ様でした。
・    そのパワーが余韻を大きく奏でてくれます。

*    余韻をアフターサウンドと訳して良いなら、同時に余韻は次のビフォーサウンド(前韻と呼んでいいなら)も大切である。
・    むしろ毎年のイベントは前年の余韻を探るよりも今年の前韻が響き渡っていると言っていいだろう。
・    余韻がメモリーであれば前韻これは期待である。


*    参考資料:鈴木大拙記念館(ホームページから引用)
建築の設計方針:敷地の特長である小立野台地から続く斜面緑地を背景に、石垣や水景などによって金沢を象徴する景観を創造し、その中で鈴木大拙の世界を展開していくことを設計の基本方針としました。
建築は、「玄関棟」「展示棟」「思索空間棟」を回廊で結ぶとともに、「玄関の庭」「水鏡の庭」「露地の庭」によって構成されています。この3つの棟と3つの庭からなる空間を回遊することによって、来館者それぞれが鈴木大拙について知り、学び、そして考えることが意図されています。
建築概要    鉄筋コンクリート造一部鉄骨造平屋建 及び土蔵造2階建
延床面積    631.63m2
着工年月    2010(平成22)年10月
竣工年月    2011(平成23)年 7月
設計    谷口建築設計研究所 谷口吉生

ことばの小窓「芝生に水かけは私の仕事」

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すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所


*    夏真っ盛り!今年の夏は全国的に多雨である。豪雨でもある。
・    今年の特徴でもある線状降水帯の積乱雲発生は各地に河川の氾濫・土砂崩れの被害を多発させた。
・    50年以上も安泰だったわが地元でも先日は避難勧告が出たくらいである。
・    天災は忘れたころにやってくる(寺田虎彦氏)!
・    被害にあわれた地方・人々には一日も早い復旧・復興を願うものである。
・    しかし、ひとたび雲が引いていくとすぐに真夏日の温度に戻る。
・    寒暖の差が激しければ激しいだけ、温度差の変化に体がついていかない。身体の調子がだるくなってくる。
・    家に帰れば冷たい泡物が待っている。一杯の旨さは格別だ。正に夏の効用でもある。
・    しかし、芝生や草木に必要な水は人の手に頼らざるを得ない。

*    今朝は曇り空、焼けるような朝の温度ではない。そよ風らしきものも時々頬を撫でていく。
・    それでも我が社の前に植えられた芝生は水を欲しがっている。たっぷりと水をくれなければならない。
・    通勤してくるスタッフにもシャワーホースをたむけ、「水は如何?」
・    その返答は千人鮮色でありタイプも様々である。
・    拒絶型:「いらない!」「やめてください」
・    心配無用型:「間に合っています!」「大丈夫です!」
・    未来予約型:「そのうち暑くなったら!」
・    過去形型:「お家で飲んできました!」
・    無言型:「無言なのに多くのことを語ってくれる=また変なこと言って皆をかまっているの?と言いたげに:よく見慣れている顔だと思いきや愛妻殿であった」
・    この種の返答は否定的になりがちなのに当社のスタッフは肯定的であることがうれしい。


ことばの小窓「値札のない鰻重弁当」

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すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
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巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

*    土用の丑の日:夏バテ解消には鰻重がいい。
・    近年の弁当専門店の弁当は安くておいしい。お米はコシヒカリで惣菜数も沢山ついて500円~700円である。手前料理よりもかなりのリーズナブル格安感をぬぐえない。
・    先日、弊社の副会長殿はコンビニで鰻重弁当を買った。値札がついていなかった。(見落とした?)
・    しかし、いつもの様にエコノミック弁当価格をイメージしたみたいである。
・    弁当を温めていただいている店員に値段を聞くタイミングを失った?という。 
・    温められた弁当を渡すときに打たれたレジは2690円だったという。
・    一瞬、「エッ?」であったという。
・    勿論、食べたらそれなりに美味しかったとコメントくれた。それならそれなりの価値はあったのだから満足?
・    しかし、満足だったと言いながら不満足顔であったから聞き直した。
・    値札がないときは必ず価格を聞くこと!だそうである。価格を納得して購入したものには高価であればあるだけ期待して食し、そのまま満足?だったはずであった。
・    
*    わたしたちの仕事も同じである。
・    最初の段階で設計仕様を決めたものの変更が発生した時は差額をはっきりと言う必要がある。
・    建築主様にすれば、変更しても価格提示がないとサービスされたかな?と自分尺度で勝手に測りがちである。建築業者側は変更すれば価格の増減はあるのは当たり前とおもいがちである。
・    だから、打ち合わせ事項の共有とホウレンソウだの徹底!は必要である。
・    そして、ホウレンソウだの徹底の後に必ず「いつまで?いくら?」を付加しなければならない。
・    良き教訓を頂いた鰻重弁当騒動(?)であった。


ことばの小窓「長岡花火大会が今年もやってくる」

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すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
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高田建築事務所

*    リズムだ!
朝起きて軽くストレッチ運動と腰痛対策体操をちょっと!

読書することちょっと!

事務所に出かけて良い空気を取り入れる窓を開けることちょっと!

メールに目を通すことちょっと!

毎朝同じ道(田んぼ道)を散歩することちょっと!

会社では朝の体操イチニイチニ!をちょっと!

・    一日のリズム!大切だ。特に朝のエンジン始動時は欠かせないリズムだ。
・    同じく一週間のリズム!月のリズム!季節のリズム!一年のリズム!は大切だ。
・    一年のリズムは元旦から始まる人あり。4月から始める人あり!長岡人は長岡まつり:長岡花火の8月2日・3日から始める人である。
・    もう一年たったか?感慨ぶかげに花火の大車輪が瞼に映し出させる季節になったのである。
・    長岡花火は明治12年(1879年)に最初に打ち上げられた。その数350発と聞いた。
当時は9月14日・15日だったという。昭和13年(1938年)に戦争で花火大会は中止になった。昭和20年は長岡空襲の年であった。そして復興祭が行われ昭和22年には8月2日3日に花火大会が復活である。
・    8月1日は戦死した人々の慰霊の花火として22時30分に白菊が3発打ち上げられる。
・    長岡花火は3尺玉で有名になった。90センチの玉が打ち上げられるのである。爆裂中心は地上600メートル開花直径600mである。その大きさは花火会場の長生橋と比較させて大きさを確認するのであるがそれ以上に凄いのは、上がるときのどすのきいたズンと言う発射音・そしてうえから響き渡る爆裂音である。鼓膜を揺さぶり体を振動させるのである。
・    同時に長生橋に仕掛けられたナイヤガラの滝瀑布は1km近くの長生橋の橋桁から川面に反射しながら映し出させる時間は何とも言えない。
・    スターマイン・ベスビアススターマイン・定番10号OO連発
・    そして近年では中越地震からの復興を祈ってフェニックスが打ち上げられる。平原綾香のジュピター(作詞:吉元由美・作曲:G.Holst*)にのせての壮大な超大型花火である。
・    大河ドラマで話題の天地人花火が打ちあがり、映画この空の花、そして米百俵花火とつづく。正に息つく暇もないほどだ。
・    打上花火は二日間で2万発だという。
・    ここで長岡花火と言えば花火師の嘉瀬誠次さんなくしては語られない。
・    元祖長岡花火の功労者である。
・    昨年は長年の功労を表して長岡市民大賞が贈呈された。
・    そして長岡花火自体がハワイのホノルルであげられたり、ロシアの空に戦友の慰霊を祈って白菊が打ち上げられた。
・    8月3日に弊社高田建築事務所と愉快な仲間たちの打ち上げる花火はベスビアス超大型スターマインで盛り上がること。間違いなし!
・    今年も嘉瀬さんが打ち上げてくださることに感謝!

*グスターヴ・ホルストの「木星」(管弦楽組曲「惑星」の第4曲)


嘉瀬さんの長岡市民大賞受賞式にて!平原綾香さんとツゥ―ショット!昨年の高田建築事務所と愉快な仲間花火

ことばの小窓「今年6月22日で現場ゼロ災害3650日である。丁度10年目」

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すまいは巣舞
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*    今年も安全大会が開催された。
・    第20回目の髙田建築事務所と協力会社会:木族の会との合同安全大会である。
・   約400名の参加で開催される安全大会の講師は労働安全コンサルタントの小林隆夫先生である。
・ 合同安全大会では3回目のご登壇である。
・    事故事例を取り上げながらどうしたら無事故を継続できるか?弊社の定期的安全パトロールに同行頂きコメントを頂いたりした会はとても引き締まった会になった。
・    開催日は記念日となった。丁度、現場ゼロ災運動10年・ワンディケードであった。

*    常々3つの安全:建築業バージョンについて挨拶させていただいている私にとっては意味深長であった。
・    公共建築物でなく民間資金で建築される住宅でも事務所・店舗・各種建築にはとても記念的なものが求められる。
・    同時に祝い事であるから建物本体にも傷をつけてはならないことである。
①     一つ目の安全は建築現場での災害が起こらないことである。「現場ゼロ災運動」として毎日唱和する。夢と希望を建築と言う形で表そうとするまさにその祝い事・慶事に事故を起こして傷をつけてはならないからである。
②    二つ目の安全は建築物自体の安全である。手抜き工事やルール違反をして建築物の品質や性能を落としてはならないということである。
③    そして三つめは経営の安全である。建築物自体は5年10年と言う短期間の存在ではない。長い間、維持管理をさせていただくことである。私たちがスタートサービス(アフターサービスも含む)させてもらうためにも健全経営をしなければならないのである。

*    現場ゼロ災害10年(ワンディケード)の上に20年(ツゥーディケード)に向って皆で力を合わせて施主様のニーズにこたえたいものである。
・    気が付いたら記念となる安全大会は10年3650日達成ではなく20年目に向った出発した記念日でもあったのである。うるう年が2回含まれているから3652日目であった。
・    20年目に向って間違いなく二日目を進行中であった。

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    プロフィール

    高田清太郎

    1949年新潟県長岡市生まれ
    (株)高田建築事務所 代表取締役

    経歴を見る

    1973年
    日本大学理工学部建築学科卒。

    1976年
    現事務所を設立。

    1996〜97
    新潟大学工学部建設学科非常勤講師

    1996〜97
    県立新潟女子短期大学(新潟県立大学)生活学科非常勤講師

    2011〜
    新潟大学大学院自然科学研究科非常勤講師

    2014年〜
    長岡造形大学非常勤講師

    2003〜2004、2007〜2008、2011〜2012、
    日本建築学会作品選集支部選考部会委員

    所属
    日本建築学会
    新潟県建築士会
    新潟県建築士事務所協会
    秋山孝ポスター美術館長岡サポーターズクラブ会長
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