高田清太郎ブログ

リフォームの名詞形はリフォーメーション・・・ リフォーム道中の喜怒哀楽



建築/巣舞.間知.趣舞

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

リフォーム道中は喜怒哀楽
*    久々に朝の散歩でお会いする町内のNさんが、毎日散歩していた高田さんの姿が見えなかったので皆で心配していたよ。もう年も年だし?なんか有ったのかな?と!
・    私:体のほうはいたって健康です。少々長期出張で家を留守しました。
・    どちらへ:千歳町:シビックコアゾーンの消防署の前のマンションで暮らしました。
・    そう言えば、ばたばたしていて全面リフォームをする件でしばらく引越しして家を空けるということは伝言してい無かったようだ。
・    普段の生活拠点である摂田屋から少々長岡市中心部に住むことになって大変な不便と便利を経験して来た。
・    職住が隣接する今までの生活から車で通勤するスタイルは初めての経験であった。
・    東京での生活を想い出した。想いかえせば住まいの市川から職場の代々木までの総武線を使っての一時間コースは電車内では結構読書も出来て豊かな空間でも有った。
・    そんな東京生活時代とは違って時間的には車で5~6分だからアッという間であるが、それでも通勤時間帯は仕事モードのオンオフをチェンジするにはとてもいい空間であることを久々に経験させてもらった。
・    勿論、出張先の仮の宿でも朝の散歩は継続していた。
・    散歩場所は中越地震に被災したことを教訓に長岡市が災害時に緊急救助対策スペースとして公園を設置したものだ。元々はJRの操作場の跡地である。広い芝生公園の周りには子どもの施設(ぐんぐん)や花テラスが付設されていて集まる人々には豊かな空間を与えてくれている。
・    消防署の斜め前に面したマンションは4階建て。こんなにも救急車の出動があるのかとあらためて思い知った次第でもある。
・    エレベーターのない4階建ての最上階に住むことになった私達家族にとっては最初はとても難儀であった。しかし、身体もスリムになり健康の為に良いと聞いて満足したがエネルギー消費分以上に食べてしまうので結果としてスリム化とは裏腹に太ってしまったようだ。
・    目の前にはスーパーHがあり我家の大きなパントリー・冷蔵庫があると想うとなんとも便利であった。
・    散歩で長岡駅まで徒歩15分弱:とても便利なところだ。今まで自分達の住んでいるところが長岡市の中心のように想っていただけに。ギャップは大きい。

*    弊社ではリフォームのことを敢えて「リ・フォー・ミー」と言っている。
・    Re・for・me!直訳で“再び私の為に!”“我家の今後の在りたいスタイル構築の為に!”OOをするというものである。
・    Reform:.一般的にはこちらを使う。最後に“e”が付け加えられているのが弊社のスタイルである。
・    Re form:もともとの語源は“再び形作る”意味がある。
・    キリスト教(英語)圏ではReformの名詞形「Reformation」=宗教改革を意味するからとても重いものを感じる言葉でもある。

*    宗教改革記念日は10月31日:
・    マルチン・ルターが1517年10月31日に世俗化したローマ教会に対してヴィッテンベルク城教会の扉に95か条の論題張り出したもの。
・    現在では10月31日の前の日曜日を記念日としている。
・    リフォームをすることで生活の仕方が新たな展開として始まる。同じく宗教改革は正に再びキリスト教が本来のある形に戻ることを意味している。
・    免罪符を購入することで贖罪されることはない。あくまでも救いは信仰からやって来る。そのことへの原始教会への回帰を促すものであった。(弊社のお手伝いさせていただいた“ゆきんこペンギン教会はルーテル教会である。ルーテルはルッターの英語読みである。)
・    リフォームもリフォメーションも今までの生活スタイルからの改革である。

*    閑話休題:現在の我家の新築が1986年であった。今年で丁度、満30才である。建物にとっても一節である。
・    私達夫婦が父母の家業を継ぐ為に東京生活を終えて長岡に帰ってきたのが今から丁度40年前になる。
・    長岡生活はその時に25年前に父母が作った家の二階に住み着くことで始まった。
・    それから10年が経つと戦後にたった家は35歳になっていた。当時の作り方は人件費よりも建築資材が高かったと聞いた。
・    建て替えに踏み切ったのは家屋の老朽化だけではなく、時代の変わり目でもあり、家族構成のあり方も変わリつつあったからでもある。
・    時代と共に家財道具・生活道具が変わってきたことも大きな要因でもあった。
・    あれから30年!今度は私達の息子世代とのバトンタッチの準備がなされなければならなくなった。
・    また、リフォームの必要性は沢山あった。
・    そのうちの一つが:一昨年、私の父母が同じ年に5ヶ月違いで母・父の順で亡くなったことである。
・    外生活をしていた私達の息子家族が父母の部屋に入ってくれた。
・    本来なら父母の部屋(二階部分)に私達が移り住んで若手が私達のところ(3階部分)に入ることに成るのが順当であるが、一度に両親をなくしながらの二世帯大移動はかなり難しい面を持っていた。
・    そして、一年が経つ時にあらためて「Re for  me」である。
・    前々から気にはなっていたが移動することに億劫な自分はリフォームの先延ばしをしてしまっていた。
・    丁度、内孫が3人目になる。嫁さんが里帰りしているうちに改装をしようという機運が持ち上がった。
・    仕事上のこととは違って自分のことに成ると「紺屋の白袴」である。
・    他人からは自分の職業だから良いですね?トンでも無かった。
・    あれもしたい。これもしたい。そして中々まとまらない。
・    設計担当と話し始めたのは今年の6月だったと記憶している。
・    想いが多すぎるので図面化は遅々として進まない。孫の生月がどんどん近づく。
・    見切り発車的な部分を残しながらの出発である。
・    必然的に現場監督は完成されない図面よりも直接の聞き取りながらの現場作業になった。大変迷惑を掛けてしまった。反省!

*    新築と違ってリフォームは引越しが大変だ。
・    物を移動しながらの工事である。日ごろは当たり前にしていたリフォーム工事も、いざ自分が当事者になってみるとえらく負担がかかる物だと分かった。
・    休日はもとより夜も時間を見ては家財道具の整理である。あれやこれや考えながらの出発は苦痛にさえ思えた。
・    ところが不思議であるのは工事が進み完成に近づくに従いその苦痛が喜びに変わるのであった。
・    そして、デッキと手すり工事を残して工事が完成した。引越ししてものがあるべきところに収まると、これはまた感動である。
・    新築の喜びにも勝るとも劣らないことを経験した。
・    今、そんな喜びを伝えるべく使命を頂いたようだ。

・・・・・言葉が駆け巡る・・・
*    住めば都
*    職住分離の初めての生活
*    2DK生活はエネルギーが少なくてすむ:電灯が3灯有ればすむ。
*    4階はとてもいい運度である。日に3往復もすればダイエットになると周りから言われた。5往復位しているのでかなりスリムに?腹が減ってむしろ大食になり体重は増えた?
*    散歩道が変わった。短くなった。