キャンプの夜長と灯り
日々のこと
夏も終わりを迎え、朝夜は肌寒くなってきましたね。
先日も、毎度のごとくキャンプへ行ってきました。
今回は、山梨県の道志村「ネイチャーランドオム」さん。(公式ホームページ:http://www.natureland-om.co.jp/)
道志村はキャンプの聖地でもあり、道志川沿いには数多くのキャンプ場が軒を連ねています。その中でも、こちらのキャンプ場は「広い」「静か」「木立が綺麗」と、まるでジブリの世界観に浸れるような場所となっています。
エリア内で好きな場所に泊まれるフリーサイト形式でしたが、地形で区画されており、車の乗り入れもできる為、オートキャンプが出来ちゃうすごいキャンプ場でした。
さて、10月になり、夜は早く訪れ、長くなりましたね。
キャンプをしていると、顕著に夜長を感じるのですが、今回は特に「自分のサイトだけ暗くない⁉」と感じる場面がありました。
料理をしたり、本を読んだり、まどろんでいる時は、不便と感じることはなかったんです。
しかし、他のキャンパーさんを見ていると「皆さん明るい!自分暗い!」なんて感じました。
もちろん、作業されていたり、生活のリズムがあったりと一概には言えませんが「生活に必要な明るさ」は時間と人によるんだなぁと実感しました。
住宅でも照明を考える上で、「一室一灯」「多灯分散」という考えがあり、必要な箇所に必要な明るさを計画する「多灯分散」で計画されることが一般的となりました。
ダウンライトやペンダントライト、スポットライト等、適正な箇所に欲しい明るさを計画してあげることは、生活の質を高める重要な計画です。
そんな観点で、自分のサイトを例に見てみるとひどい状況です。
手元を照らすペンダント照明、机を薄く照らす卓上ランタン、雰囲気作りのランタン。荷物を探す時には困りますし、一緒にいる友人の顔すらみえませんでした。
でも、この暗さが良いとも感じています。
キャンプ中ですら、もんもんと考えてしまいます。
ぜひ、お住まいの照明計画は、時間が尽きるまで考えてみてください。
悩んでいる時間はきっと、とっても楽しい時間だと思います。
長岡Re for me 藤本
新潟・長岡で注文住宅・リフォーム・店舗・福祉施設の設計なら/高田建築事務所