高田清太郎ブログ

3つのNEがい〔願い〕 : 新潟営業所開設式に思ったこと。



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6月は弊社新潟営業所が生まれた誕生月である。ちょうど満17歳を迎えた。いよいよ今年は18年目である。
私にとっては大変感慨深いものがある。
当時、K先生〔画家であり中学校の校長先生〕から新潟市内で自宅を建てたいので新潟まで来てくれないか?
と依頼があった。簡単に「良いですよ」と即答。
しかし、その後新潟での仕事の件数が多くなってくると本社のある長岡から毎回職人を連れて通うのも難しくなってきた。
そこで新潟営業所開設準備がなされた次第である。
クライアントから押し出されての開設であり、決して新潟戦略等と高邁な考えなど最初から在ったわけではない。
いざ営業所の開設を考えるに当たり、場所の選定に大変苦慮したことも忘れることが出来ない。
結果、多くの候補地の中から現在の新潟県立自然科学館に隣接する土地が選ばれることになったのであるが、
視察当日は大変な強風であった。当時は現在のように整備されておらず道路は砂利道。砂煙がもうもうとしていた。
隣接建築物はその都度仕事の内容が変わる貸し倉庫棟が3棟。前面道路を進むと鳥屋野潟の沼地へと続く。云わば行き止まりであった。しかし、どうした訳か妙に魅力を感じる。それは科学館の外部に設置展示されているロケットにあった。
宇宙へつながるロケットである。
何事をするにもこれからはスピードが要求される時代、〔その当時は絶対条件のように錯覚してもいた〕高速道路網も新幹線も整備されている。インターからも駅からも近いことが必要条件であった。
しかし物理的なことだけでは夢が無い。そこに現れたのが宇宙へつながるロケットである。しかも一番速い乗り物であることに違いは無い。・・・と言うよりも物語があり夢がある。
もともと戦場で尤も難しいのは進軍する時ではない。退却するときに如何に速やかに撤退するかが、
後の勝敗の分かれ目であると兵法に書かれている!・?インスピレーションはビビットリアクション:契約書にサインである。勿論このロケットにはエンジンが着いていないことが判明したので、皆で撤退は無しとの腹構えで新潟の仕事を楽しむことになった。同時期に図書館と鳥屋野潟公園が整備され、一気に環境が整えられた。
現在ではお隣の倉庫は、かの有名インテリアショップのS.H.Sであり、カーブドッチによる食事も楽しめるようになっている。分譲販売されるために沼地は埋め立てられ住宅のほかに、雑誌Komachi社屋や結婚式場が花を添えている。
17年前と全く変わってしまった。変わらないのは宇宙との交信を続けるロケットと弊社の事務所でお手伝いする夢づくりとのコンビネーションである。一度事務所の扉を叩いてみてください。
開所式での宣言:私達は新潟営業所を開設するに当たり祈願した
「3つのNEがい〔願い〕」を今後も強く持ち続けて行きたいと思います。

① NEEDS:ニーズに答えられる会社でありたい。
② NEO:要求されたものに止まらず一味加えて期待された以上の空間作り巣舞づくりをお届けしたい。
③ NECESSARY:結果として必要とされる会社でありたい。

 新潟営業所とロケット  打ち上げ待つ?宇宙と交信ロケット

・一階がギャラリー・二階が設計室 (新潟営業所)

設計室から見えるロケット