高田清太郎ブログ

一翼お先に失礼(Reプロジェクト30)



エッセイ

Re〔リ〕プロジェクト30!のムーブメントを起こして3年が過ぎた。
BSN・TV毎週日曜日「サンデーモーニング」関口宏氏司会による朝番組に流しているCMでもある。スポーツコーナーで大沢啓二親分と張本勲氏が一喝する時間、9:10~20頃に流れるとても品の良い〔自分で言うのもなんですが?〕CMである。
「人々が暮らす環境、それは私達に大きな影響を与えます。そろそろ戻りませんか・・・」で始まる。一週間を癒し空間から始めようとした目論見です。
最初に画像には自然背景画にReturn(リターン)が浮き出されてくる。
それ行けどんどんで猛烈社員が闊歩した高度成長時代・団塊の世代の最後にぶら下がっている私であるが、いつになく「ちょっと待て!大きく深呼吸!」に耳を傾けるのは自然の摂理。仕事的にはスクラップ&ビルドで育った時代背景を覗くことが出来るのである。
その時代のマーチは「3歩進んで2歩下がる」の水前寺節は実は2歩進んだら3歩進め!であったと思う。
しかし上り坂があれば下り坂もある。一度立ち止まってみませんか?とCMが続く。止まりっぱなしで「まさかの坂」にならないまでも、歩んで来た道を省みることの大切さを覚える今日です。
秋山孝氏〔多摩美術大学教授〕も長岡市宮内〔隣が醸造の町摂田屋〕の出身である。世界的なグラフィックデザイナーである秋山氏は、今年7月11日に自分の作品を引っさげて返ってくることになった。
大正14年に建造された北越銀行旧宮内支店の建物が「秋山孝ポスター美術館長岡」に変身することになったのである。正にReturnである。
建物は長岡市・新潟県から歴史的建造物と認定されて、復興支援金を頂いてのリノベーション(改修)である。いよいよ7月12日(日)がオープン。宮内・摂田屋が美術館のある街になります。
その前に露払い役か添え華か?ツバメが巣をつくった。先に住人(鳥)登録が済んだらしい。
「一足お先に失礼」ならぬ「一翼お先に失礼」である。


  
秋山孝ポスター美術館長岡 7月12日OPEN   ツバメが子育てしています