高田清太郎ブログ

APMがオープンした。



イベント

秋山孝ポスター美術館長岡とかけてポパイのホウレンソウダと説く

鮮やかなり!そして艶やかでもあり!
リノベーションを完成した美術館に秋山孝先生の67作品が一同に並んだ。圧巻である!
鮮やかなり!そして艶やかでもあり。空間を圧倒する波動が渦巻いている。
いよいよ秋山孝ポスター美術館長岡がオープンしました。
大正14年に建築された北越銀行旧宮内支店〔昭和45年からは田上商店さんの倉庫として使用されていた〕が、秋山孝ポスター美術館長岡として生まれ変わりました。
秋山孝先生は地元長岡市宮内・摂田屋が生んだ天才グラフィックデザイナーであり多摩美術大学の教授をされています。
2008年5月17日に現在の土地建物を購入され、歴史的建造物復興支援を受けてリノベーションに取り組んで1年!私にとっても美術館構想に最初から関わってきたものの一人として大変感慨深いものがあります。
2009年7月11日は、第一部と第二部に分かれて記念式典セレモニーが開催されました。
第一部では秋山孝先生の恩師、お世話になった方、行政関係の方をお招きしての式典でした。
最初に館長である秋山孝先生から当美術館の開館に当たっての抱負を中心にご挨拶をしていただきました。引き続き、森民夫長岡市長様・北越銀行久須美隆頭取様から、ご祝辞を頂きました。
花火の号砲を合図にテープカットがなされ、いよいよ開館です。一通り館内を見ていただき、第二会場はサフラン酒さんの鏝絵の蔵の一階で秋山先生の若かりし頃の秀作を見てもらうことにしました。かなりメランコリックな暗い絵も多く、現在の鮮やかな色使いのポスターとは対峙するエネルギーを覚えました。
鏝絵の蔵は秋山先生が上組小学校に登校する途上にあるものです。県外から来られた皆様から「秋山先生の色彩の原点をこの鏝絵に見つけた」と言われた言葉に胸にすとんと落ちるものを感じました。真実は、時々第三者・外部から見た目にこそ良く見えるものだからです。
その後、醸造の町摂田屋の一部を歩いて頂き、吉乃川さんの瓢亭で醸造の町の情報収集をして頂きました。勿論、美味しい吟醸酒の試飲会もサービスして頂きました。
瓢亭からは旧三国街道を味噌醤油の“越のむらさき”さんまで散策。
摂田屋は江戸時代には天領の地:旧三国街道はお殿様も籠から降りて歩かれた土地柄でもあります。
今回オープンの美術館だけが秋山美術館ではなく、摂田屋全体を一つの美術館ゾーンとして捉えていただこうとした試みです。
そして祝賀会はチェロとギターで奏でる「G線上のアリア」をバックグランドミュージックに各界の重鎮からご挨拶頂き祝っていただきました。
第二部は秋山孝先生の仕事仲間や大学院生そしてサポーターズ倶楽部終身会員の方々からお祝いパーティーを盛り上げて頂きました。有難うございました。
美術館の開館時間は11:00~17:00(入館は16:30まで)、定休日は毎週火曜日です。
今年度は10月9日までは、開館記念として入場無料となっています。
10月10日から10月一杯は企画展が計画されています。11月から3月一杯は休館予定です。

是非ともお出掛けください。お待ちしております。
秋山孝ポスター美術館(APM)と掛けて2つの「ポパイのホウレンソウダ」と説く:その心は?
1.一つ目のポパイ
・ポ:ポスターはポピュラーに愛される身近の出来事の凝縮です。
・パ:パティキュラー:特殊な美術館:日本では初めてのポスター美術館
・イ:イディー:アイディア:形の向こうに見えるものです。
・ホウ:知恵の宝庫:秋山孝先生が豊かな歴史ある町をステージに豊かな地域を作り出す。
・レン:連携:人と町と美術館が連携取る。
・ソウ:創造:組み合わされると、そこに新しい創造が生まれる。独特の発想が生まれる。
・ダ:打:感動こそ現代の閉塞感打破である。人々は感動で胸を打つ。
・暗く低迷する現代を打破するという時代が要求する尤も大切なキーワードは感動です。
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2.2つ目のポパイ
・ポパイのそのものです。タフなポパイのエネルギー源はほうれん草です。食べると即エネルギーに生まれ変わるからです。
・秋山ポスター美術館長岡は多くのサポーターズの皆様の支援金によって運営されています。
・リノベーションと言う第一段階ロケットである建設工事は打ち上げられました。これからが二段ロケットの噴射です。エネルギー支援〔支援金〕のお願いをして開館ご案内とします。

  
・APM正面全景                ・全面雁木でテープカット         ・秋山孝APM館長ご挨拶

  
・森民夫長岡市長ご挨拶          ・北越銀行久須美頭取ご挨拶    ・美術館内見学

  
・ショップ用バックヤード           ・鮮やかな鏝絵の前でショット    ・サフラン酒鏝絵の蔵は第二会場

   ・若かりしころの秋山先生の秀作    ・鏝絵蔵が美術館に大変身       ・香り一杯の旧三国街道を散策

  
・祝賀会はコンサート会場に変身 ・APMサポーターズ倶楽部高田会長挨拶 ・APM運営委員会会長豊口協会長挨拶


・日本グラフィック協会勝井会長挨拶
そして20090712〔日〕は一般公開グランドオープンです。
11:00・13:00・15:00の三回に渡って各一時間づつ秋山先生からご講演が行われました。
ポスターはコメントあると無いとでは深みが変わります。

    ・秋山孝大学講座             ・美術館は大変な賑わい        ・金庫コーナーからお話しする秋山先生

   ・ついつい熱が入る秋山先生        ・ ご講演後はサイン会           ・お花を前に記念写真