高田清太郎ブログ

第40回ライブトークフォーラム・タカダ「育夢創造Ⅱ」



建築/巣舞.間知.趣舞

第40回ライブトークフォーラム・タカダ「育夢創造Ⅱ」:高田建築事務所新潟営業所開設20周年記念イベント開会ご挨拶* 3つの夢::「夢を描こう! 夢を育もう! 夢を実現しよう!」
・ 皆様こんにちは!ようこそおいでくださいました。常日頃は大変お世話になっております。
・ 本日はお日柄もよく結婚式はじめ慶事が目白押しとのことでした。そして季節柄なにかとご多用の中、高田建築事務所新潟営業所開設20周年記念イベント:第40回ライブトークフォーラム・タカダ「育夢創造Ⅱ」においでくださり感謝申し上げます。
・ 新潟営業所開設20歳に!本日までご支援下さいました、築縁様・木族の会・関係各位には衷心より感謝申し上げます。ありがとうございます。・ 3つのNEがい!(NEEDS・NEO・NECESSARY)を掲げて1992年6月1日に新潟営業所を現在の新潟県立科学博物館のロケットの立っている真ん前に開設させて頂く事になりました。当時は砂利道でほこりが舞っており、鳥屋野潟も未整備の状況でした。現在では環境整備が進み当時では予見できない程に大変身を遂げております。
・ 本社は長岡にあります。開設36才! 親会社のタカモクは今年で63才私と同い年です。(12月30日が私の誕生日!)
・ 巣舞づくりと間知づくりを中心に医療福祉介護施設関係・店舗・オフィス・公民館・教会・幼稚園等々と一般建築の新築・リフォーム・リノベーションなども含めて現在では年間約100棟程のお仕事をさせて頂いております。
・ 逆算しますと新潟営業所は弊社が16歳の時に開設させて頂きました。
・ 初めて弊社が新潟市内で巣舞づくりのお手伝いさせて頂いたのが片野四郎先生のお住まいでした。片野先生は中学校の校長先生に籍を置かれたり教育委員会でご活躍をされていました。・・・・あれから23年!・・・・当時は職人さんも資材も長岡本社からの供給でした。その後新潟市内においても徐々にですが、巣舞づくりのご依頼を頂くようになりました。
・ ここでご案内にあったように、9日と10日は当県民会館1Fのギャラリーにて片野四郎展を開催させて頂いております。片野先生は7年ほど前に他界されましたが先生の温かい人柄が偲ばれる作品です。私の大好きな作品が展示されております。今回の記念イベントに合わせて展示会の話をさせて頂いたところ本日おいでの奥様からはご快諾頂きましたあらためて感謝申し上げます。
・ 本日の第40回ライブトークフォーラム「育夢創造Ⅱ」は一昨年にホテルニューオータニ長岡にて開催させて頂いた“すまいのメッセージ(住宅見学会)500回記念イベント”第38回ライブトークフォーラム:「育む」をテーマにしたシンポジウムから継続しています。(その時は河井継之助記念館館長の稲川明雄先生から大河ドラマでブームになった竜馬伝にあやかり竜馬を育てた女性たち!と基調講演頂きました。)
・ そしてこの度は会社の重点課題でもあります。夢を育む「育夢創造Ⅱ」の開催です。
・ そもそもライブトークフォーラム・タカダとは高田建築事務所の築縁様(地縁血縁に因んで建築の築のご縁を築縁)が中心になってご講演頂いたり聴衆となって頂く会です。その輪を広げていこうと言うものです。
・ 本日の講演・演奏者である
① 松岡達英先生は絵本作家としてはとてもご高名の方で誰でも一度は手にした絵本があると思います。アトリエは旧川口町と鎌倉の別荘アトリエで交互に作品制作活動をされています。そして、現在お住まい兼アトリエを古里の長岡市川崎地区に建築中です。今回のKIDS絵画コンクールの審査委員長でもあられます。高田建築事務所の築縁様です。
② 秋山孝先生は多摩美術大学教授でおられ秋山孝ポスター美術館長岡の館長でもあります。5年前に大正14年築の北越銀行宮内支店だった建物をリノベーションさせて頂きました。生き返った建物は秋山孝ポスター美術館長岡として町のシンボル的な役割も担っております。完成オープンして今年で4年目を迎えています。高田建築事務所の築縁様です。
③ 司会役の近藤麻智子さんは元NST人気アナウンサーでした。現在はフリーアナウンサーとして東京を拠点にご活躍中です。住宅見学会500回記念の時にもご司会をお願いさせて頂きました。子供たちに絵本の読み聞かせもやっているそうです。松岡先生のお話にもとても興味を持たれていました。麻智子さんのご兄姉二人のご家族のお住まいを2年前にお手伝いさせて頂きました。高田建築事務所の築縁様です。
④ そして第二部のオカリナ演奏をして下さる池田脩二さんは8年前に佐渡の真野湾を望む佐和田の工房;当初ネーミング:”里想響“は小高い丘の上に建築:国道からも見上げることが出来、正面入り口側はトキが羽を広げたようなデザインです。佐渡に行かれたら是非ともお立ち寄りください。ご自分で作られたトキの姿・形をモチーフにしたオリジナルな朱鷺オカリナで本日は演奏して下さいます。当社のライブトークフォーラムでは3度目の演奏会になります。高田建築事務所の築縁様です。
・ ライブトークフォーラム・タカダは築縁様が持っておられる才能を物語って頂いたりお話して頂いたり、演奏・演技してもらっております。個性豊かな特技をパフォーマンスして頂きます。かつてもドクターからは“健康について!2片野先生からは“なぜ絵を描くか?”その他、音楽・アート・書道・落語から手品まで様々な方々からご登壇頂きました。とても豊かな会です。* さて、近年の日本は大きな自然災害に見舞われて閉塞感にさいなまれています。希望さえそぎ落とされる想いです。東日本の地震・津波・原発事故被害は余りにも大きく復興は遅々として進んでいないようにも見えストレスも溜まる今日でもあります。
・ 「育夢創造」は、この世の中に希望の光を!夢と希望の灯りをともそう!「夢を育もう!一人一人は希望を持って自分の虹を架けよう!」のムーブメント開催です。
・ 「3つの夢!」と題して次代を担う子供たちの夢を育てよう!その前に夢を描いてもらおう!そして夢を実現して行こう!
・ 今回のKIDS絵画コンクールのテーマは「ぼくの・わたしのゆめの家」でした。
・ 三部門に分かれてのコンクールです。①未就学児童部門②小学校低学年(1.2.3年生)部門③小学校高学年(4.5.6年生)部門でした。
・ この種の絵画コンクールは作品が集まれば大成功である。と秋山先生と松岡先生からお聞きしておりました。
・ ご指摘の様に当初作品の集まりは良く無く心配したのですが、築縁様、木族の会のお子様・お孫様への御声掛けや小学校・保育園の先生方からの強烈なご支援ご協力を頂いたお蔭で・・・・・・
・ 集まりました。何と407作品が集まりました。どれもこれもとても夢のある作品でした。審査委員長は松岡達英先生。審査委員は秋山孝先生と私の二人。総勢三名での審査が始まりました。建築コンペ審査ならいざ知らず児童絵画審査となると慣れない私はとても苦労しました。3人の審査委員で14点ほど選ばせて頂きました。
・ お寄せいただいたどの作品も訴えるものがあり感動ものでした。皆様全員に賞を差し上げたいと思いました。作品をお寄せいただいた皆様には重ねて感謝申し上げます。本日その表彰式と講評そして記念撮影が行われます。
・ そして思ったことがあります。今回の様な第一回目のKIDS絵画コンクールは第二回・第三回と続けられることを念じております。
・ 若いエネルギーとのコラボレーションはシンポジウムだからと言う一元さん的発想ではなく常日頃の積み重ねから作り上げられてきたのです。そのうちのいくつかをご紹介しますと。
① 高田建築事務所は地元上組小学校の児童達と連携して町おこしやまちかど美術館と称してAPMを拠点にして商店街に工作作品を展示したりキャンドルナイトを演出したりしています。工作はタカモクの工場で端材を使って直感的に制作します。
② 新潟大学大学院の学生とは「理想と建築:建築倫理」について授業を36時間ほど持たせて頂いております。教えることは自分が勉強しなければならない。私が大変勉強になっております。
③ APMでは多摩美術大学生徒と地元長岡造形大学の学生との交流も回数を重ねています。
* さてさて、夢を描き、夢を育み、夢を実現する夢の3段階がとても重要だと話させて頂きました。
・ 夢を実現するための好事例・エピソードをお話させて頂きます。10年ほど前に長岡付属小学校の6年生の児童20名がI先生に引率されて弊社にやって来ました。
・ 夢を実現するにはどうすればいいのでしょうか?教えてください。最初の口上を事務所に入ってくるなり大きな声で女の子が挨拶したことを昨日のように思い出します。大きな声ではきはきと夢実現についての質問!その時の声に押されるように1.5時間ほど弊社エコホールで話させて頂きました。
・ 夢を描く!その夢を確りと育む!そして夢の実現を叶える!
・ 1時間ほど話した後に30分ほどの質問の時間が設けられました。質問はありますか?すると直ぐに一人の女の子Aさんが手を上げました。私の夢はお医者さんになりたいのですが、どうしたら私の夢がかなえられるでしょうか?お父さんお母さんに将来お医者さんになりたいと話すと、“お前は無理だ!あまり勉強ができないからな。医学部は難しいぞ!”と???悲しげな顔をしながらの一般事ではない真剣な質問でした。
・ 当時を想い出すと、答える私も真剣勝負でした。将来の夢を実現したいが、希望と不安が波状的に押し寄せてくる心境を何とか実現に向けて応援しなくてはならないと!使命感にも似た感情を持ちました。必死な質問には短時間内で必死に答える私がいたことを想い出しました。
・ 夢実現は一般的には将来の出来事!将来の出来事だから希望と不安で揺れ動く!将来に対するプラス思考は希望・マイナス思考は不安!である。であれば未来ではなく過去形にしてしまえば不安はないことになる。勉強する時にはなるかならないかではなくお医者さんになったと信じて勉強してみたらいかがだろうか?なったのであるから希望しかないことになる。
「なったと信じなさい」「未来過去=混ぜて=未過来去」なる言葉を作りました。
・ 2年前にI先生のご自宅をお手伝いさせて頂いた時に、(弊社事務所にて打ち合わせに見えられていた)先生から高田社長にご報告しなければならないことがあります。7年前に夢について課外授業を受けた子たちが大学受験をしました。結果は前代未聞の現役で東大に3名が入りました。それは凄い!過去事例がなかったとのこと。
・ そして、私が最も気にしていたのはAさんであった。Aさんは?と質問すると、医学部に入ったようです。やったー!世の中の為になるお医者さんになってご活躍くださいと心の中で祈りました。
・ 「育夢創造」はそんな純粋な子供たちの夢エネルギーを実現させるのです。
・ 今回のKIDS絵画コンクールの審査をしながら未来は輝いていると強く確信しました。児童達が夢のある巣舞を描いてくれたからです。
・ そしてそのことは弊社の経営理念と合致するのです。「豊かな人間性・個性ある巣舞づくり・輝ける未来に貢献する創造企業でありたい!」
・ 輝ける未来などないと言う方もおいででしょうが、子供たちの心には希望と夢は沢山溢れていました。* 新潟営業所開設20周年を記念しまして現在、「育夢創造研究所」を弊社青山ギャラリーにて開設構想中です。絵画だけでなく音楽活動・作家活動・建築活動・間知づくり活動などなど小さな子供たちとの連携を継続したと思っております。こちらの方も温かく見守ってくだされば幸いです。* さて、さて私の前口上が長くなりついでに、今年も8月3日(金)「高田建築事務所と愉快な仲間たち」は長岡花火を打ち上げます!!ベスビアス超大型スターマイン:テーマは勿論「育夢創造」です。ご鑑賞ください。
・ 20年を振り返ってあらためてこれからの20年をしっかりと見据えて努力をしていきたいと思っております。変わらぬご支援を賜りますことを伏してお願い申し上げます。

・ 最後になりましたが、ご参会の皆様ご家族さまのご健康と心の平安をご祈念申し上げます。」ご清聴ありがとうございました。
・ それでは、 本日は第一部・第二部と最後までお楽しみください。

     古町ガスホールにて展示された参加作品407点!壮観である。

H24年6月21日(木)~26日(火)
会場●古町ガスホール 3階ギャラリー(新潟市中央区古町通7番町999)
時間●10:00~17:00

H24年6月30日(土)~7月8日(日)
会場●リプチの森 展示場(長岡市摂田屋5丁目リプチの森分譲地区画F-3)
時間●10:00~17:00


 開催の記事が新潟日報に掲載される!
 受付に並ぶ来会者!
 麻智子さんの司会で開会!
 3名の審査委員のご紹介!
 松岡賞を受け取る受賞者
 秋山賞を受け取る受賞者
 最優秀賞を受賞した佐々木さんにインタビュー 受賞者全員と記念写真「はいチーズ」
 楽しい対談は続く
 近藤麻智子さんの名司会で会も盛り上がる
 対談風景
 第二部の開演
 オカリナ演奏をする池田脩二さん
 聞き入る聴衆!