高田清太郎ブログ

成功の秘訣は「運・鈍・根」の3つの「ん」・「都合と不都合」



エッセイ

成功の秘訣は「運・鈍・根」の3つの「ん」・「都合と不都合」
可視物質と暗黒物質

* ふ~っと散歩の途上に思考が立ち止まった。
・ 水稲の穂が出し始める。そしてもう少しすれば田圃は一面「実るほど頭を垂れる稲穂かな!」である。やがて田圃は大きなうねりを持った波間と化す!
・ 一瞬:私達は「不都合と言う空間の波間に都合を付けながら航海をしている存在」ではないだろうか?と言葉がふっと過っていった。
・ そこには器用だとか不器用だとかいう以前の大きな問題が立ちはだかっている様に思える。
・ 成功の秘訣は「運・鈍・根」の3つの「ん」が大切であると初めて聞かされたのは私が長岡に帰ってきて仕事を始めた36年前の早い時期であった。近所の商店の親父さんから店舗の改築依頼を受けた時に聞かされた。
・ 高田君、商売をやっていて一番大事なことは自分の力ではどうにもならない「運」が必要なんだよ。幸運であれば良いが。不運の時は何をしても追いついていかないものだ。また、その人が小さなことに拘らない神経を持っていることだよ。あまり切れる頭脳を持っていていてはいけない。鈍感の「鈍」だ。そして、「運」と「鈍」があっても三つ目の「ん」が無ければ成功者にはなりにくい。それは根性・根気の「根」だよ。継続力でもある。成功するまでやるから失敗はない!と言うことでもある。
・ 「運」があったかどうかを検証するには過ぎ去った後でなければ中々分かりずらい。しかし、勝手に自分は運を持っていると言い聞かせることで自己洗脳することが出来るかもしれない。イメージトレーニングの一つである。折角のチャンス虫がやって来たのにそれに気が付かなければそのチャンスをものにできないことになる。通り過ぎた後では中々捕まえることが出来ないのはチャンス虫についている三本の髪の毛は前頭にしかついていないからだと言われている。後ろはつるつるで取り付く島が無い!状態であるからだ。目の前にやって来たチャンス虫のスピードは猛スピードだ。一瞬にして気が付いた時には後ろ頭しか見えない。捕まえようとしてもその手はツルンと滑ってしまうからである。* 私達は基本的に自分の都合で生きている動物である。しかし、同時に出来るだけ相手のご都合にも会わせていこうと“決意する”社会的生命体でもある。相手の事情に合わせていくのであるから相手の立場に立っての不都合を意識することになる。
・ 日常行動のひとつひとつは優先順位と言う名の元で「都合」と「不都合」の折り合いを付けながら一瞬一瞬をジャッジしていると言っても過言ではないのである。
・ 自分の都合だけを優先して行き過ぎると全くの利己主義になって社会から孤立してしまう。コミュニティーから放出されるかも知れない。
・ かと言って、反対に相手の都合ばかりを“気にしてしまい”すぎると自分がいなくなってしまうこともありそうだ。それでも、コミュニティーの円滑化からはこちらの方に軸足を取ることが肝要である。何故なら、もしそのようなスタンスに立ったとしても自分の都合を全く無視することはないからである。
・ しかし、実際には自分を取り巻く環境を平静の目で見つめると、なんと不都合だらけである環境であることを認めざるを得ない。第三者から観るとそのこと自体が両方のスタイルに過剰反応が起こっている場合もある。
・ 宇宙は暗黒物質と暗黒エネルギーで満ち満ちていると言う。可視物質は30%近くしないとも言われている。この比率は都合と不都合の割合と言って良いかもしれない。つまり不都合の空間に都合空間が漂っているように思えるからである。

* 難問がやって来る。神様はその難問を解決できない人にはその難問は与えられないと!良く耳にする言葉である。
・ 確かに絶体絶命の様に思える難問がついてくるプロジェクトからは出来るだけ身を避けたいと思うからである。しかし、解決思考は一つではない。ましてや、知識不足が原因により難問だと思うレベルでは頂けない話になるが。
・ 「運・鈍・根」にもレベルがあることが思い知らされる。
・ 何れの時も挑戦して行く意識を持つことがまずもって肝要である。スキーゲレンデに立った時、緩勾配スロープなら後ろにおっかかっていても安全に滑ることが出来るが、急傾斜のスロープの時はそうはいかない。前のめりにならなければ、直ぐに転倒である。普通のスキーヤーには乗りこなすことが出来ない。
・ 物事に取り組むときには、特に新しいジャンルの時には前のめりにスピードを上げないと転倒してしまう。勿論、このスロープがどうしても肌に合わない直感が働いた時は回避することがエンジェルスマイルのひとつであるが。

* 強運の奴だ!と言われる人に会うと成功しているから強運なのである。
・ 成功者を観察してその特徴を取り出すと共通の言語を発見できると言う。
・ 普通の人が普通にコツコツとやって来ただけだと言う。何も三段跳びの名手ではないと言う。一段ずつ、ある時は半段づつ!コツコツと!
・ 成功者のお話を聞きに行き武勇伝を期待するのであるが、的外れのお話を聞かされることも多々である。唯コツコツと時間を掛けながら自分の研究してるものを追及している姿に感動させられるものでもあるが。
・ 都合がついたら!やってみましょう。或いは行ってみましょう!と言う。そう言っている間は不都合の波間に自分を埋没させたい欲求に自分の心も身も置いていることになる。
・ 不都合の波間を突き進むのに器用さはそんなに多くは必要とされないかも知れない。むしろ不器用さが鈍感なほどに力を発揮することが出来る場合もある。
・ その時に必要な羅針盤は「目標・テーマを持つ」と言うことである。運も鈍も根もその時に初めて力となって現れてくるのである。
・ マルタ・マルタ!貴方は多くの事で思い煩っている。大切なものはそう多くはない!否ひとつである。マリアはその良い方を選んだのだ。彼女からは取り去ってはならない。(バイブルより)

* 実り始めた稲たち!田圃の畦道を歩きながらそんな言葉がやって来た。楽しき散歩道なり!

* 昨日は午後から大変な落雷と大雨がやって来た。全国的に18日の午後は天気が不安定みたいであった。我が家の漏電ブレーカーが落ちた。過剰使用から落ちる様になっているブレーカーが今度は外部からの強力な雷の電圧で元ブレーカーを落として行った。
・ 突然の停電!保存しなかったコンピューターのデーターはなくなってしまう。
・ 新潟明訓と明和学園の甲子園野球第3試合目は落雷で二時間以上も試合が中止になった。甲子園の空がにわかに黒ずむ。審判の声に選手たちは一斉にブルペンに戻る。金属バットは雷の良き標的とアナウンスあった。
・ 大雨の後は秋風である。収穫の秋である。豊作を祈念するものなり!
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