高田清太郎ブログ

社会福祉法人 見附福祉会様の「ケアガーデン新幸」のご竣工おめでとうございます!



建築/巣舞.間知.趣舞

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

見附福祉会さま福祉施設プロポーザルコンペに参加するに当たり!
*    昨年2012年6月:見附福祉会さま主催の福祉施設のプロポーザルコンペ指名参加させていただいた。
・    そしてその後の審査結果はチャンピオン報告であった。4社参加のコンペであった。有難いことであった。
・    コンペは見附市地内産業団地ビジネスパーク内である。近くにはイングリッシュガーデンが団地内で一際光彩を放っている。
・    計画内容は認知症対応型グループホーム2ユニット(ユニット定員9名)と小規模多機能居宅介護施設(定員25名・通い15名/日・泊まり9人/日)であった。
・    昨年のコンペ時にてご挨拶
*    この度は見附福祉会さまがご計画されている福祉施設のプロポーザルコンペにご指名いただきましたことまずもって感謝申し上げます。有難うございます。
・    弊社の経歴と経営理念についてのご紹介から始めさせていただきたいと思います。
・    弊社高田建築設計事務所の前身はタカモク(旧高田材木店)であります。今年63年目を迎えています。設計事務所の方は今年で開設36才です。その間住宅を はじめ一般建築との企画・設計・建設・資材供給にまい進してまいりました。年間平均して100棟近くの建築のお手伝いをさせて頂いております。医療福祉関 係の設計にも実績を積んでおります。(資料をご覧いただけると幸いです)
・    弊社の経営理念は「豊かな人間性!個性ある巣舞づくり!輝ける未来に貢献する環境創造企業でありたい!」
・    建築するに当たりそこに携わる人たちに求められるのは「豊かな人間性」であります。このベースの元にすべてが成り立っていることは建築だけに言えることではありません。
・    一人一人の顔が違う様に私達の想いは千差万別です。その想いを個性と言います。その個性を大切にした建築設計を心がけます。一度、建築がなされると大きく景観環境にも関わります。より良き景観は豊かな社会を作る礎でもあります。
・    弊社では巣舞づくり!建築づくりに加えて間知づくりも手掛けています。
・    リプチの森の48区画(長岡市摂田屋5)や柿の木通りの19区画(新潟市亀田地区早通)における住宅の町づくりがあり、加えて、当地見附市柳橋には5診療科を擁したメディカルパーク“ミトロの森”も提案させて頂いています。
・    人の生きる居場所の原点は“すまい”だと言われています。弊社では“すまい”を“巣舞”と呼んでおります。
・    「巣は形・舞は想い」形になる前に多くの目に見えない想いが沢山あるのですからできて現れてくる姿かたちは千差万別です。
・    一般建築も福祉施設も人の居場所作りが原点になります。決して一般的に言っている施設ではありません。
・    巣舞づくりに於いては“すまい人達の想い!”を大切にします。コンセプトを整理して物語を作り上げて設計に入ります。名は体を表すと言います。ネーミングもとても大切な要素になります。
・    入居され住まう方が快適に過ごせることは第一義的に追及されるべきですが、同時に介護援助する人達の快適性や誇りを持て働けるが環境が求められます。
・    更にすべての建築は経済活動の上に成り立っておりますので経済性の追求も避けては通れません。
・    よって、建築設計者の使命の一つは依頼者の求める目標に向かって同じ視座にいることが重要です。まずはより良きチーム作りから!よろしくお願い申し上げます。

*    弊社プロジェクトチームのコンセプトは「野菜かごの家」―-畑のそばで豊かに暮らす―であった。
・    竣工式に配布された案内書に書かれていた:
・    すくすくと育つ野菜を見守りながら
自分の部屋や食堂から、畑で育つ野菜を身近に感じて暮らす。
日々変化する畑の表情は施設での暮らしに季節感や潤いをもたらします。

野菜づくりにやりがいや楽しみを
土いじりが好きな方は施設で野菜が楽しめます。
野菜づくりが好きな人たちと話を弾ませ、知識や経験の情報交換をしながら作業を楽しめます。

みんなで収穫したものを調理し、わかちあう喜び
食べごろの野菜の収穫
テラスで洗い、ユニットのキッチンやベジタブルカフェで調理します。
皆でわかちあい食べる光景は、家庭の温かな雰囲気です。
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*    20131025(木)竣工式典が開催された。
・    ご挨拶は見附福祉会 相沢理事長様/見附市久住市長様/早川新潟県議会議員様からあった。
・    事業経過報告が施設長石田様から行われ施設見学となった。
*    建築概要:
・    敷地面積:
・    構造:木造平屋建て
・    建築床面積:
・    総事業費は土地購入代含めて¥325,614,216-であった。
・    プランは入り口エントランスホールにはベジタブルカフェを設え、そこから放射状に3つのユニットに広がる。Twingタイプからのバージョンアップである。
・    放射状平面形は視覚的にラジエター効果を生んでくれている。

*    ベジタブルカフェのメインモチーフは各室のピクトサインにも使用されており室内空間に楽しさとやさしさを醸しだしてくれている。
・    いつぞや建築家:藤森照信氏が講演でお話されていたベジタブルタウン構想を重ねてしまう至福のときでもあった。