アーキファニチャー
社長ブログ
東光こども園様 図書コーナー
早いもので今年も残り1カ月となりました。
師走とも言われ年内の業務を整理する忙しい時期でもあります。
今回はこの秋アーキファニチャーが誕生したので紹介したいと思います。
アーキファニチャーとはアーキテクチャ(建築)とファーニチャー(家具)を組み合わせた造語です。
家具より大きく、建築ほど大きくはないスケールを持つ「家具以上建築未満」の工作物です。
グループ会社のタカモクに導入したCNCルーターをフル活用し、大きな図書コーナーをつくりました。

お手伝いさせていただいたのは、東光こども園様です。園内の一角に図書コーナーをつくりたいというお声がけから計画がスタート。
長尾理事長の「子どもにとって楽しく多様性のある空間を作りたい」というお考えに共感し、いかに空間として表現するかを検討しました。
園内は絵本作家の松岡達英先生の絵やオブジェがところどころに飾られたり、大きな木がエントランスホールの吹き抜けに象徴的に立ち、その横にアスレチックがあったりなどすでにワクワクする園内になっていました。
この世界観に沿いながら子どもたちが楽しくなり、CNCルーターの特徴を生かせる図書コーナーの空間づくりが始まりました。

面材を自由にカットできる特徴をいかし、曲線で切り取られた木板を積層させ、有機的な空間をつくりました。
どこからが椅子で、どこからが机や本棚か分からないようなデザインにしています。
直線で区切られた空間ではなく、有機的であいまいな領域は、子どもたちが各々使い方を考え、その子らしさでこの図書コーナーを楽しめる余白が生まれたと思います。
子どもたちの想像力を刺激し、楽しんでもらえる図書コーナーに育っていくことを願っています。
図書コーナーを上から見る
代表取締役社長 高田 清之介
新潟・長岡で注文住宅・リフォーム・店舗・福祉施設の設計なら/高田建築事務所




