ムクフロア張り方パターン7選と選び方のポイント
住まいづくり
デザイン・インテリア
内装材で最初に決めることの多い床材。
ムクフロアの場合は色々なパターンの張り方があるのをご存じでしょうか?
どのように張るのがいいか、考えてみましょう。
まず床を張る方向について。オーソドックスなのは、部屋の長手方向に対して平行に。伸びやかに感じられ、どんな間取りでも間違いない張り方です。
隣接する廊下や部屋との関係性で短手に張る場合もあります。
ほかには、部屋に対して45°斜めに張ったり、ムクフロア1枚のサイズによってヘリンボーン張りにしたり…バリエーションは豊富です。同じ樹種でも張り方次第で印象が変わりますよ!
施工例とともにご紹介します!
<INDEX>
1.乱尺張り
2.りゃんこ張り(千鳥張り)
3.斜め張り
4.すだれ張り
5.ヘリンボーン張り
6.市松張り(パーケット張り)
7.朝鮮張り(韓国張り)
1.乱尺張り
板をランダムに張る方法です。
板の長さが定尺(全て同じ長さ)でも乱尺(303・606・910などの組み合わせ)でも施工でき、どんなインテリアスタイルにも合う張り方です。
節あり・節無し・樹種問わず自然に仕上がり、当社でも一番多い張り方になっています。
(合板フロアの場合も乱尺張りに見えるようになっています。)
2.りゃんこ張り(千鳥張り)
定尺の板を等間隔にずらした張り方。「りゃんこ」とは 互い違い という意味があり、レンガ積みのイメージです。
1の乱尺張りよりも整った印象になります。
3.斜め張り
部屋の四角に対して45°斜めに張る方法で、個性的な印象になります。
壁際を斜めにカットするので、ひと手間工夫が必要な方法です。
4.すだれ張り
定尺の板を、名前の通りすだれのように揃えて張る方法です。
すっきり整った印象になり、落ち着きのある空間に仕上がります。
節無しの樹種におすすめ。
5.ヘリンボーン張り
「ヘリンボーン」は ニシン(魚)の骨 という意味がある通り、板をジグザグに張ったデザインです。
細く短い板を並べるため手間はかかりますが、贅沢な仕上がりになります。
壁に対して平行に張るか、斜めに張るかも間取りに合わせて検討しましょう。動きのある空間になります。
また、ヘリンボーンの中でも、板の端を斜めにカットした形状を合わせる「フレンチヘリンボーン」という張り方もあります。端部を合わせて直線になるようにするため、難易度の高い施工方法です。
6.市松張り(パーケット張り)
短い板を寄木にした正方形を1ピースとして、市松に張る方法です。
レトロな雰囲気がかわいらしい空間にぴったりです。
7.朝鮮張り(韓国張り)
すだれ張りの間に1本、帯のように板を挟むデザインです。
1列ごとに挟むか、2列ごとに挟むか、板の長さ、部屋の大きさや形状に合わせて、きれいに見えるように割付を検討します。すだれ張り同様に節の無い材料がおすすめです。
この朝鮮張りで施工したお宅を8月の完成見学会でお披露目予定です。
現在仕上げ工事中なのですが、大工さんの工事が終わったところで写真を撮らせてもらいました。時間をかけて丁寧に張っていただき、(合板フロアの3倍??時間がかかるそうです。)とってもかっこよく仕上がっているのでぜひ見学会場でご覧ください!
その前に、7/26(土)・27(日)はご入居宅見学会にて、乱尺張りの床材をご覧いただけます。ムクフローリングの築9年の味わいも見どころです。
どちらもぜひ体感しに来てください!
新潟営業所 設計部I