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郷土文化に触れてみよう!



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郷土料理や郷土芸能等、その土地やご当地ならではの文化は様々ありますね。
住宅についても、地名があらわすその土地の性質を知ることや、文化を学ぶことは、
土地を読み解くのに非常に役立ち、住まいづくりのヒントにも繋がります。

私の住んでいる見附市は織物ニットの町として有名です。
他にも毎年6月に刈谷田川沿いで行われる今町中之島大凧合戦は、新潟県無形文化財にも指定されており、とても迫力あるお祭りです!

にいがた観光ナビホームページより引用

そんな見附市ですが、郷土玩具というものがあるのをご存知ですか?
その名も「今町べと人形」。
“べと”とは新潟県の方言で泥や粘土のような土のことを言います。

 

どま市ホームページより引用

新潟直送計画ホームページより引用

郷土玩具と言えば、新潟県内では“三角だるま”や“金魚台輪”などがよく知られていますが、
この「今町べと人形」は、子供たちが遊ぶための玩具として昔からつくられてきました。

しかし、様々なおもちゃが手に入る現代には、徐々に必要とされなくなり、
玩具をつくる文化は長い間途絶えてしまっていました。

そんな矢先、2004年の7.13新潟豪雨の災害で大きな被害を受けたこの地。
決壊した刈谷田川はその後大きな造成改良工事が行われ、道の駅パティオにいがたが建設されました。

にいがた観光ナビホームページより引用

そこに展示販売するのに地元の良いお土産物は何かないか?ということで、
再びスポットが当たったのが「今町べと人形」です。
今町地区に住まわれている藤田さんを筆頭に「今町べと人形伝承会」に所属する有志の方々が、一度途絶えた文化を掘り起こし、文献を調べたり作成方法も試行錯誤しながら、5年という月日を経て復活させたそうです。

この人形の特徴は、土を焼かずに形成する事と、振るとカラカラと音が鳴る事。
どこか懐かしい、ほっこりと温かみのある表情も魅力です。

今では見附市内の物産品売り場や、小学校、公共施設等でも展示されています。当社が設計でお手伝いさせていただいた見附市の複合介護施設「Care garden新幸」のエントランスにも、この「今町べと人形」が展示されています。

 

 

(※「Care garden新幸」の施工写真はこちらから)

昔ながらの温かみのある作品は、施設を利用するお年寄りの方々を癒してくれているとの事。
背景の絵や、昔の日本家屋の雰囲気も忠実に再現されています。

そんな地元の郷土玩具づくりを、最近月に一度、教わりに行っています。
先日からは着物娘の作品を、過去の文献をもとにつくり始めています。

 

まずは顔から作成に入りました。次回は胴体を作りますが、どんな作品に仕上がるか楽しみです。

皆さんのお住まいにも、もしかしたら郷土玩具が眠っていませんか?
見つけたら是非一度、暮らしに彩を添えるように、住まいの一角に飾ってみてくださいね。

長岡本社 営業設計・企画 清水