高田清太郎ブログ

二組の巣立ち!の儀式に立ち会うことが出来た。



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すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

 

 

・ツバメたちの巣立ち!
・ 女性社員スタッフの結婚式に参列!

* 今年も燕が我が家の1階RC車庫部分と工場の作業場天井に巣作りを始めて2ヶ月ほどである。

・ 毎朝5時にでもなれば燕の鳴き声で賑わっている。親鳥だろう。二羽でせっせとえさを運んでいるようである。
・ 従業員の車で一杯の駐車場で燕も出入りするのにはかなりの技術力が必要とされているようであった。勿論巣の真下には駐車しないようにしてはいるのだが。
・ そしてそれは何も燕の為だけではない。真下に置くと車の屋根はフンだらけになるのである。

・ 燕の子供は3羽であった。日一日と大きくなってきたツバメの体は巣の中からはみ出してきたのである。
・ そろそろ巣立ちだなーと思ったのは、一羽が巣の淵に立っているからであった。そのまま落ちれば必然的に飛ぶ事になる。
・ その二日前には3羽がとてもめごめごと太っていたのである。
・ あんなに小さな体が一気に大きくなったような。まるでマジックに掛かったようだ。
・ 金曜日の朝礼で、1日2日?そろそろ旅立ちです。一目見て置いてくださいとアナウンスしたとおりになった。

・ その日の午後には一羽の姿が見えない。
・ 土曜日には2羽の姿がない。1羽だけが覗いている。

・ そして日曜日の朝にはツバメたちの大群である。ピッピ・チチ・ピッピと鳴きながら10羽近くの燕が巣の周りで飛び跳ねているのである。
・ そろそろだなと思って日曜日午後、巣を覗くとアッレ?である。再び3羽が巣から顔と体を覗かせているのである。マルマルと太っている。比較尺度が巣なのでそのように見えるのかもしれない。

・ ???隠れていたのか?金曜日に1羽
・土曜日に1羽が飛び立っていったと思っていたのに???日曜日午後の3羽が顔を覗かせている。一向に飛び立たない最後の燕を先に飛び発った二羽が迎えに来たのだ!
・ すると再び、親鳥の威嚇である。大きな鳴き声だ。写真に収めた瞬間に3羽が次から次に飛び出して行ったのである。
・ 全員の巣立ちであった。
・ 同時に生まれたたまごも孵る時間には差があり、飛び立つ時間にも個人差がある。
・ 良くぞここまで育ってくれた。親鳥の育み行動には脱帽である。
・ おめでとう。来年もやってきてくださいよ。
・ ちょっぴり寂しさがやってくるそんな喜びの季節でもある。

* 当社女性スタッフのKさんが巣立って行った。
・ 結婚式が7月5日(土)に新潟市にある護国神社行われた。
・ 新潟工業高校の建築学科を卒業後:職能短期大学で更に専門に学ばれた。
・ 当社新潟営業所入社が平成20年2月であるから勤務期間は6年と五ヶ月ということになる。
・ とても責任感が強く正義感も強く一直線の性格でもあると聞いた。
・ 弊社は100%注文住宅である。個性ある巣舞づくりは全てゼロからはじめなければならないからデザン力はとても大切である。加えて作り上げていく為にはかなりのコミュニケーション能力が強く問われことになる。

・ 当社のエピソードである。
・ 注文住宅を思いつめられておられたクライアントMさんは20数回の打合せ後疲れが出てきたので途中でもうこの辺で良いかねと思ったら、弊社のTさんが、ここまで来たのですから最後まで頑張ってください。と言われてはっとわれに返ったそうである。そして無事に初心の巣舞づくりの完成をしたと御礼のお手紙がスタッフ一人ひとりと私のところにと届いた。本当にありがたいことである。弊社はそういう会社であることを再確認したしだいである。

・ 新婦Kさんも、お客様からの信任も強く、巣舞づくりの仕事をリードしてくれる設計スタッフである。
・ 今年の当社社内設計コンペにでも「ひさしのあるいえ」で参加されていた。
・ デザイン力にコミュニケーション力に技術力が加わってきたのである。 ・ 建築好き人間である。
・ そして好きな人と本日結婚式である。 ・ 本当におめでとうございます。 ・ ・・・・・

* ここで私の祝辞!タイトルは「おいちに!おいちに!」:ここで新家庭での大切な1.2.1.2!

*まず「 1」について:人(相手)のいいところひとつ探せです。

・ 昨年末に新婦Kさんのお父さんが他界された。
・ 今日の娘の晴れ姿を一番見たかったのはお父さんであった事だろう。天国から確りと見てくださっていると思いご挨拶を続けさて頂いた。
・ 私の両親も昨年5ヶ月違いで2人とも天に召された。
・ お袋の遺言:人(相手)の良いところひとつ探せ:必ずあるから。悪いところ探したら切がない。
・ 夫婦で一つ一つあれば合計二つである。そのほかに家族がいればその家族の分よいところがある事になる。
・ 会社員で60人いれば60もよいところがある事になる。よいところが一つでも集まればすごい事だ。

・ 結婚した当初は相手のいいところしか見えない。だから本日は私のお袋の忠告に自分たちは当てはまらないと思っておられることだろう。
・ しかし、時間がたつと段々といいところが隠れて悪いところだけが目に付いてくる。その時に今の言葉を思い出してほしい。と言うことである。

*次に「 2」について:円満家庭ではなく・楕円満家庭のお勧め!
・ いつも一つ一点の中心があるわけではない。
・ 二人三脚:2人なのに足が3本:一本は夫々:共通が1本だ。

・ 一心同体だからといっても全てが一緒とはならない。むしろその他のお互いの二本は役割分担である。
・ むしろ自分の自由性はお互いに尊重する。
・ 式典中に誓詞奏上があった。お互いを和し、お互いを敬するという事の大切さが奏上されていた。まさにそのことである。

* 「円満家庭」について話させて頂きたいと思います。
・ 「円」「満」完全形ですよね。
・ 円は一つの中心を持つ:半径をぐるりとまわすと円が出来る。
・ 楕円は二つの中心を持つ:結婚後が今までと違うとすると一つの中心から二つの中心を持つことになると言うことである。
・ 「役割」が生まれる。お互いの役割を「尊重」し「尊敬」する。
・ 「存在尊敬」:お互いによきところを見つける。
・ 「明暗」がある様に!明るいは日と月:暗い:日が二つ人を踏んづけている様に見える。
・ 「機能」二つにして初めて成り立つのに「目」「耳」がある。距離を測る機能を持つ。 片方では中々距離感が取れない。
・ Love is paitient!愛は寛容である!と訳されているがpaitientの直訳は忍耐である。
・ 相手を否定しながら忍耐は「我慢」になる。相手を受け容れての忍耐は「寛容」に!
・ お互いに尊敬することこそ重要:「円満家庭」と言うより「楕円満家庭」を大切に。
・ 自分のタラント(能力・才能)を出し惜しみすることなく与え合っていってください。

* 二つの巣立ち!の儀式に立ち会うことが出来た。
・ これを祝辞とします。