離宮

離宮

日常を離れた自己再生の居場所づくり
借景を取り込む別荘感覚の「離宮」
私たちは、刻一刻様々なニーズに応えながら、
生活しているといっても過言ではありません。

裏返せば「必要とされている」という言葉の中にこそ、
私たちは自分の確かなる居場所を見つけることができるからです。

しかし、同時に私たちは見方をちょっと変えることによって、
普段とは全く別の風景や様々な景色を楽しむ事が出来ることも知っています。

視点から視線へ、そして「視面」への変化は、
様々なアイデアの宝庫といっても良いでしょう。

「見方を変える」といってもなかなか・・・!(大変難しいものです)
習慣というレールの上にガッチリとスクラムされた私たちは、
毎日のリズムの中では、なかなか見方を変えることができないこともまた事実です。
そこで、他の要因を借りて毎日の流れ、リズムを変えてみるのも一つの提案です。
情報は、私たちの五感、六感を通ってやってまいります。
その感性をフル活動してみてはいかがでしょう・・・。
中でも視覚情報は、本当に多くの情報を提供してくれます。
同じ平面でも建物の配置軸をちょっと動かすだけでも景色の見え方は変わってきます。
この見え方で、情報感度が刺激されてきます。
「気分転換」とはよく言ったものです。気分が変わると行動が変わります。

そういった面から見ると別荘は、まさに疲労回復源のみならず、
日常の流れの中からでは見えない自分を再発見する所、
および再創造「リ・クリエーション」する所と言っても良いのでしょう。

更には、お互いの関係を角度をちょっと
変えただけで、そこには新鮮さが満載されています。
私は、特別な別荘でなくてもよい、自分を再発見
できる空間をあえて「離宮」と呼んでみることにしました。

見え方の「方向」を変える事に加えて、もう一つは、
「距離感」の中に自分を再発見してみましょう。
近くで見えなかった事が、離れて初めて見えたという経験は、誰でもしています。
更に「時間軸」の中にも新しい自分を発見できるかもしれません。
長時間計画の中に組み込んで答えを探していたにもかかわらず、
一瞬に答えを得る感動を呼び起こすことも多々あります。
「離宮」の提案とは、日常茶飯事には見落とされがちな自分という存在を
「方向」「距離」「時間」の夫々の軸を変えることによって、
再発見することが出来るということです。

「離宮」は自己再生創造の居場所です。

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