新築住宅事例

388

現在の和風

Classicな家

新潟市 O様

  

住宅が急速に進化してきた。
そんな時、生活の幅を持つ不便さをおいてきてしまったような気がする。
便利さだけを追求した結果なのだろうか。
何となく窮屈な幅ばかりが存在し、
何となく曖昧な幅が消えて行ってしまったような気がする。

日本の伝統的な建築文化には、開放性は必要不可欠であった。
内と外が曖昧に繋がる空間。座敷は本来、庭とセットになっていた。
今は、座敷だけが単純に造られて満足してしまう。

外とも中とも言えない曖昧な場所。軒下や濡れ縁を意識的に造る。
外と中との微妙な空間は、生活に何となく曖昧な幅ができる。
曖昧な幅の中で、日本人は玄関で外と中とを厳しく分けてきた。
玄関では、必ず履物を脱いで、中へと入るのである。
しかし、間仕切りは曖昧のまま残される。
そして、本来なら外である濡れ縁は素足で歩くのである。
曖昧で融通自在に変化してゆく空間が、和の基本となっていた。

ここでは、年に数日間だけすべてが外の空間となる。
全ての扉がOPENされ、
桜の花びらを肴に曖昧な時間を呑み明かすのである。
各々が思う存分曖昧な幅を楽しみ、
なんとなく窮屈な世界へと帰ってゆく・・・・・・。

Owner’s Voiceお客様の声

DATA:

家族構成
場所
構造
床面積
敷地面積
竣工

Other Works他にもさまざまな住宅を手掛けております

一覧へ戻る