
Southern windに憧れて
● House 688
新潟市 M様

一日のはじまり
私達の朝は、南風の香りではじまる。
風が赤茶色の屋根をすり抜け、
ビビットな壁や白壁とテラスを通り、
コンサバトリーにたどり着く。
ガラス張りの空間は、朝陽と南風達のたまり場。
風に乗って、家中に南風の香りが充満する。
アドミレイション
壁や窓を取り去った、開放的な生活に憧れた。
全てを開け放ち、中庭と同じ空間で暮らし始める。
テラスのテーブルに、白いテーブルクロスを掛ける。
陽射しの下でパラソルを広げ、
ランチタイムがはじまった。
心地よい南風が、自分達だけの空間を演出してくれる。
星達の宴
子供達が寝静まった頃、夜空が慌しくなりはじめた。
ワインを楽しんでいると、
ガラスの向こう側から強烈な視線を感じる。
何千万もの星達が、私達のワインに誘われ、
星達の宴がはじまっていた。
南風はお休みの時間だろうか?
そう、私達は特別な空間で暮らしている。 快感