
Japan style 2
● House 757-1
田上町 N様

世界に例のない高度経済成長期が始まった頃の日本。
住まいの中心には火があった。
暖房・炊事・湯沸かしに必要なエネルギーは
薪や石炭でまかなわれ、
囲炉裏には世代を超えて家族が集まり暖を取っていた。
AIが登場した現代。
囲炉裏の姿は見えなくなり、
薪や石炭はガスや電気へと姿を変えた。
断熱性・省エネ性 住宅の性能はだんだん上がり、どこにいても快適に。
生活はどんどん効率的に便利になっていく。
懐かしい日本も、新しい日本も、
どちらも大切にしたい。
そこで私達は、
「ちょうどいい」中間地点を選択することにした。
最新の設備と性能を身に付けながら、
薪ストーブで暖を取る。
それぞれの世帯の生活を楽しみながら、
昔ながらの団欒の場所はつかず離れずのちょうどいい距離に。
襖を開ければ皆が集まり酒を酌み交わす。
吹き抜けを見下ろしながら、
世代を超えて趣味に没頭する。
お互いを尊重しながら繋がる、
ちょうどいい生活。
それが私達の暮らしJapan style。