ミトロの森

「ミトロの森」
メディカルパークプロジェクト

みどりあふれる広場を核に 自然と人間の共生がコンセプト
「豊かな街づくりをしたい」が、今回のクライアントの希望でした。 では、豊かさとは何ぞや?「核家族ではなく多世帯が住む街」そのためには核家族しか住めない敷地割りではなく、大きな区画割りを考えているというお話でした。

他の不動産のデベロッパーは、5区画を割って6区画にして核家族を作りつつあり、確かにそれは手に 入れやすいと。今回は、逆に5区画を4区画にして70坪、80坪欲しいんだとおっしゃる。しかも低価格の土地を提供したいと!特に豊かさを「老若男女の同居する街」と定義づくられた事に一番共感いたしました。 確かに豊かさは2世帯、3世帯とつながっていく知恵のリレーの中に存在するのでしょう。 さて、そんな団地計画の中の診療所計画ですから、単なる治療広場であってはいけないわけです。

宇宙が創られた時のような渦のコアを造ってみてはどうだろう!という提案をさせていただきました。その渦のまわりに惑星を配置するように各診療所棟を置いてみたのです。惑星の一つは、M不動産の社屋棟です。そこから多くの情報発進が行なわれます。次の惑星は整形外科棟です。外部からも垣間見られる待合室は、大きな傘をシンボリックに表現しています。内部に入ると様々な曲線が、とかくいかめしくなりがちな診療所にいやすらぎ を与えてくれます。傷ついた人達の癒しの空間でもあるわけです。

次の惑星は調剤薬局で、非常にシンプルに計画されておりますが、森の妖精たちの住む 家に見たてています。最後の棟は内科棟です.固い直角軸を避けています。それぞれの棟は、ロータリーからアプローチできるわけですが、パーゴラ風にゲートを造っておきます。

ロータリーは、宇宙の渦でもあるのですが、物語性を持たせるために当初は坂道だった のです。ちょうど「ジャックと豆の木」じゃないですが大空高く伸びていくイメージでした。

親から子へ、子から孫につなげていく想いを込めて!おじいちやん、おばあちやんから 知恵袋をもらうには、自然こ人が集まる渦が必要になってくる。273区画の大きな街ができる、材ができる村があれば「鎮守の森」がある。うっそうとした森の中にふくろう の宿る大きなケヤキの木がある。そこには子供からお年寄りまで集まってくる、恋人たちの語り合いの場所になるかもしれない。

病院は昔は僧院、その前は囚院でした。これからは病気になってくるのではなくて、健康をチェックする健院。この場所を健院の核にして、健康をもっとアピールできる広場にしましょう。太陽と空気と緑があって。鎮守の森ではいかにもいかめしい。森の精といえ ばトトロ。10では完璧すぎるので、もっと小さい核で3にしようと。ということで、ミトロの森のお話が生まれたのです。

ミトロの森のお話です!

ミトロの森のお話です!

その昔、村人達のより所だった「鎮守の森」は消えてしまった。 更に、人間たちは「トトロの森」の伝説さえ壊してしまったのだ。

本当にお先真っ暗だった。奇望がなくなった時の生命体を殺すのに 何の道具もいらなくなった、そんなひどいものだったよ。

本当に大きな闇が、重くおおいかかってきたのだ!・・・・・・ 長い間の沈黙じゃった。やがて、どこからともなくかすかな声が聞こえてきた。

ほんの少ない一握りの意ある人達の声だった。 集まって何やらボソボソ話あっていた。

自然に聞こえてきたその内容は・・・・・・ 共生の森のミトロ計画であった。 実行不可能な十でなく、三をコアにして至る所に点在させようとしたのだ。

又、コンセプトは物の富「トミ」の逆の意味で、心の富は「ミト」であるとか…

おおらかな会話だったらしい。 希望の森、ミトロの森計画の出発じゃった! 何でも計画したのは、昔から夢を描いておった数名の肴望の灯を消さなかった仲間たちだったそうじゃよ。希望の灯の象徴にきのこの家が、全ての発進基地となって灯台の役目をするそうじゃよ。

大きなうずをまいて夫々の棟は、雁木で結ばれておったのじゃ。人達が集まるコーナーには、街のギャラリーとして仲間達の手づくり作品が掲げられたものじゃよ。! 又、床は地面がいっばい残っていて、夏の日照りの返しは少しもなかったよ。

夏も涼めるところなのさ。 ふくろうの主は、皆が健康でいられる事を願っての予防医学に力を入れられておるそうな。 人達は、どこからともなくやってきて、休み、憩い、又家に帰る。 夕暮れ時になると、しっかりとふくろうのおじさんの目が守ってくれるとさな。

希望の森、ミトロの森がゆっくりと息をし始めた。

与えられた敷地 (仮称)見附駅西口団地造成工事 宅地求積図

決定ゾーニング

ミトロの森メディカルパーク
全体

  • 県道よりロータリーを見る。
    後ろのほうに2世帯、3世帯対応の273区画が広がる

  • ロータリー中央ケヤキの木はジャックと豆の木であり、鎮守の森のシンボルツリー 。ロータリーは宇宙のコア、ビッグバーンをイメージし、各塔は惑星のように配置される。

  • ロータリー
    ロータリーより各棟へのアクセス位置にゲートが作られている。天井は木製グリッドで、藤の花が下がる計画。

  • パーゴラベンチ
    RC壁は自然屋外ギャラリーとして、歩道を内部に取り込んで情報の交差点、ベンチは街の茶の間として孫からお年寄りまで、人々のよりどころでもある。

  • 管理棟よりメディカルゾーンを見る
    居場所の豊かさを祖父母から孫たちへ伝える話の広場、 散歩の休憩所、学生達の道草、多世帯が交差する「ミトロの森」の守護神はふくろうのお医者さん。

  • 1号駐車場よりロータリーを見る
    三日月型の植栽スペースが歩車道を分離して社屋等、歩行者を緑で包む。

  • ロータリー夜景
    各ゲート頂上より、シンボルツリーとロータリーをライトアップして、全体照明となる。
    冬の夕暮れや、夏のイベントに人々をやさしく包み込んでくれる。

ミトロの森メディカルパーク 
星整形外科医院

  • 惑星 星整形外科医院

  • 物療室
    木をふんだんに使った癒しの空間。
    ベッドから2号小径を見る。

  • 診察受付より
    本待合室への通路
    (中央に見えるドアより中待合室に入る。)

  • 本待合室
    本棚とRベンチ。

  • 内部中待合室より天井を見る
    傘のような化粧梁は、小宇宙のビッグバーン。

  • 本待合室
    傘の屋根-化粧梁エンド部分。

ミトロの森メディカルパーク
おがわ眼科クリニック

  • 外観は親鳥が羽を広げ卵を温めているようなイメージ。
    内部空間は木立をイメージした群柱が玄関ホール・待合と続き、中待合に入るとトップライトから木漏れ日が差し込む、やさしいモクード空間(木のストラクチャーデザイン)空間になっています。

  • 正面のガラスブロックを通した柔らかな光が広がる待合室

  • カルテが受付からスムーズに流れるよう配置した平面プラン

  • 待合から中待合、そしてコンタクトコーナー・視力検査コーナーへ登り梁を表した大きな吹き抜け空間は、待っている人に開放感を与えます。

  • 玄関ホールと待合
    待合室と中待合をつなぐ群柱の木立

  • トップドームから木漏れ日が射し込む、明るく爽やかな中待合

  • 壁は自然素材の珪藻土を使用、壁面の緩やかなカ-ブは広がりを感じさせてくれます。

ミトロの森メディカルパーク
いぐち耳鼻咽喉科

  • 外観は、耳のお医者さん”みみずく”をイメージしています。
    内は、中央のトップライトから、陽射しが木漏れ日のように流れ込みこんもりと繁った森を連想させてくれます。
    また夜は、森の守り役”ふくろうの目”がやさしく点滅する仕掛けになっております。
    ふんだんに使われた自然素材、木材と内部壁に珪藻土を使い、体も心もまさにヒーリングスペース!
    なお待合室には、先生の趣味を生かしたギャラリーコーナーを設け、コミュニケーションに一役かってくれることを期待しております。

  • 待合室
    先生の趣味のギャラリーコーナー
    患者さんとのコミュニケーションのきっかけづくり

  • ゆったりした気分で、治療を受けてもらえる診療室

  • 入り口から中待合を望む。

  • 待合から中待合を望む。

  • 中央のトップライトから木漏れ日が射し込む受付コーナー。
    中央の柱から梁が放射状に広がり木の枝の様。
    壁面には珪藻土を使用し、体にもやさしい仕上げ。

ミトロの森メディカルパーク 貝瀬皮膚科医院

森の星見台のお医者さん
今夜は、星が瞬くきれいな空が広がっています。
森の星見台では、森のみんなが集まり、そのきれいな星たちに見入っています。
あれが、北極星・北斗七星・カシオペア座・M78星雲????
望遠鏡を片手に、先生が教えてくれます。
昼は、望遠鏡を顕微鏡に変え皮膚を患う患者さんの治療に当たっています。

  • の星見台のお医者さん

  • 宇宙船をイメージしてデザイン。色使いも楽しい外観。

  • 玄関から、木のアーチをくぐっていくと、ぱっと開けた吹き抜けの空間

  • 正面には、美術館のような中庭展示コーナーを持つ待合室、その脇の畳コーナーでひと休み。

  • 待合室の壁には、珪藻土にいろいろなパターンの模様(皮膚を表現)。

  • 中待合に入ると大きな幹から放射状に枝が伸び、診察室へとアプローチでしてくれます。診察室は、南の光が差し込む明るい空間。

  • 洗面スペースも木の造作でできています。

  • INFOMATION
    木と珪藻土でやさしい空間に

ミトロの森メディカルパーク 林俊壱クリニック 胃腸科・内科

  • このたび計画された内科クリニックのニックネームは「ボルケーノ(火)」です。室内の高い円形天井は、そのまま外観のシンボル的存在になってくれています。先生のお名前は、ドクター林です。ミトロの森にはぴったりな主人公でもあります。後は風さえ起きれば、まさに風林火山!