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結婚式で触発され思い出した高校時代の恩師:”もしドラ”の連ドラが始まった。

2011.05.10

青葉かおる5月の良き日に弊社女性社員の結婚式があった。
ゴールデンウィークの中日の4日である。天候に恵まれた結婚式日和である。
穏やかな天候ではあるものの例年よりも気温が低く田圃の作業も平年よりも遅れているようである。農家の人達は半ば焦燥的な響きを持って話してくれた。
今年は社員の結婚式にお招きのご案内頂いたのが現在までのところ完了形・予定も含めて4件である。結婚式典・披露宴と目出度い席へのお誘いはとてもうれしい限りである。社長である役冥利に尽きるところである。
この度の結婚は新婦側からの出席である。宴席では我が社の女性社員2人と新婦の友人2人の5人席であった。美しいマドモアゼル達に囲まれての祝宴会だけに少々緊張もしたが鼻の下も長くなっていたかもしれない。(写真を見るのが怖い?)
結婚は基本的に二人の祝い事であるが、両家のご家族にとっての新しいコミュニティーの誕生でもある。
式典の前には親戚紹介の時間がとられている。初めて見るお婿様の顔・花嫁さんの顔はその後の祝宴までのヒーローでありヒロインである。
キリスト教式では鐘の音を合図に始まり、神式では太鼓の音から始まる。いずれにしても身の引き締まる瞬間である。
昨日までは別々の環境に住んでいた二人・御両家がその日を境に二人が一つの居場所に住まうことになるのであるから。かなりの不思議でもあり、時にカタストロフ(突然の大変動)的環境と言っても過言でない。
環境が大きく変わるとき、そのギャップを埋め合わせ、それを自然の流れに戻すことはかなり難しいことでもある。そうだからこそ、式典と言うアダプター装置を使って仕掛けていく必要があるのであった。
式典の中でも葬儀と言う式典はまさに日常の流れをストップさせるのであるからそのギャップを埋めるためにはどうしても式典と言うアダプター装置で節目を作る必要がある。
昨年、女性社員のOさんが結婚される際「どうしたら円満夫婦になれるか?」について話してくださいというスピーチの依頼を受けた。結論から言うと円満夫婦は絶望的に難しいということをお話しさせていただいた。   (参考:2010年8月25日ブログから)
もともと二人の人格は異なる。似ていたとしても一致はないはず。少なくても一人一つは個という主体性を持つのであるから結婚を通して二人は二つの中心点で構成されるのである。一つの中心点であれば描く形は円である。しかし、二つの中心点があるのであるから、回転させてできる形は楕円形である。中心点が離れすぎるとひらぺたな楕円形になり、反対にどんどん二つの中心点が近づけばふっくらとした楕円形になる。そして二つの点が重なれば純円形になる。
つまり、円形は楕円形の特殊解であるといいたいのである。
だから距離感を大切にしてお互いを理解しあいながら、お互いの立場を尊重しあうことこそ肝要である。
スピーチではそんな円満家族についてバージョンアップ版で話したいと思っておったのであるが、祝宴の席に着くとアナウンスがあった。”ご来賓の皆様には新郎新婦からお席に手書きのメッセージが添えられていますのでご覧になって開宴までもう少々お待ち頂きたいと思います。”
私も早速メッセージを手にした。名札の後ろに書かれていた。“本日は連休のさなかに私たちの結婚式においでくださりありがとうございました。・・・・・そして最後にカッコ書きの中に「社長、スピーチは短めに!」”とやや太文字で書かれていた。
同席した女性社員二名にそのメッセージを見せたら、そう言えば私たちの結婚式の時に社長がどのくらいスピーチしたか?新婦のS子さんは時計を測っていましたよ!とバッサリ。気休めを得ようとして見せたのに逆に余計にダメ押しのパンチを食らってしまった。しかも、OOさんの時には20分近くも話していましたからね!とジャブの連続?エッそんな長くはない!一人合点と一人弁解!
何時になくぎこちなくなっている自分を発見した。折角前日スタッフに作ってもらったスチレンボードとその上に二つの中心点を持った紐で円形と楕円形の説明をモデルを使ってパフォーマンスする予定であったが、このモードに入るとこれだけで10数分はかかる。早い判断はその模型を使うことは断念することにした。
新郎側のスピーチは新郎がいかに会社にとって優秀であるかと言うことをさわやかに披露された。企業は人材こそ命であるということを中心にお話しされた。
ここで突然ですが、私のスピーチも変更することにしました。(でも、だれもスピーチの変更を知る余地もなし。一人自分に言い聞かせて?)我が社も新婦S子さんはとても素晴らしく仕事のできる人であることを新郎に重ねることにした。
それでも会社のPRは忘れてはならない商魂に3分ほどとった。(これはこれで良し)
巣舞づくりと間知づくりについて!
*高田建築事務所は今年35周年を迎えました。親会社のタカモクは61周年になります。
住宅建築が85%~90%の会社です。そのほかの10%は一般建築で医療福祉関係から店舗建築まで様々にお手伝いさせていただいています。
そんな環境の中での新婦の仕事のことをお話しさせていただきます。
キャドオペレーターです。デザインしたものを現実に建築するには材木の刻みが必要になります。昔は大工さんがせっせとやっていた仕事です。それを今では機械が自動的に刻みます。その司令塔・プレカットキャドオペレーターを新婦が担当している仕事です。ここで間違うと現場でてんてこ舞い、大変なことになります。
その点、新婦はとても正確な仕事をしてくれています。性格が真面目だからできる仕事でもあります。
新婦Sさんが入社したのが平成12年(2000年)6月です。あと一カ月で満11年になります。もう一年で干支で言うと一回りになります。
私と新婦のお付き合いはお話ししたように会社として11年であったが、のちに判明するのであるが、私と新婦の不思議なつながりは会社以前からあったことになる。
長岡商業高校の後輩と言うだけではなく、私が商業高校に45年前に入学した時の一年の担任の先生と後に新婦のクラブの監督が共通していたからである。
同じ先生から指導を受けたという共通点はどことなく話は早い。(周りにとってはちんぷんかんぷんでも)
新婦は学生時代は女子バレーをやっていた。それなりに強いチームと聞く。何よりも長岡商業の女子バレーはとても伝統があるとも聞き及ぶときは必ずI先生の顔を思い浮かべたものでもあるが。
そのチームを率いていたのがニックネーム“鬼のイチカワ”先生と言う監督であった。新婦S子さんの高校2年まで先生に指導して頂いたとのことであった。
卒業後誰もが分かることであるが、先生の指導にはかなりの尊敬を持ってつけられたニックネーム「鬼のイチカワ」でもある。実をいうとI先生は曲がったことが大嫌いの先生であった。
入学式当日は体育館でセレモニーが行われ、のちに各クラスに入る。入学式の緊張も解けていつになく騒がしくなってきたところに先生の登場である。最後までワイワイと騒いでいた生徒二人を前に出させて、突然ピンタが飛ぶ!
びっくりしたのは生徒たちだけではなかった。後ろで見ている付き添い父兄だったに違いない。先生が一言「私の指導方法です。学校は勉強するところである。」と宣言されたのである。
一年生のうちに簿記一級を取らせる指導をする先生であった。商業簿記・工業簿記・会計学と徹底した先生でした。
一年のうちに簿記三級が取れなかったら補習々々である。先生は生徒指導には人一倍エネルギーを本気に投入されていた。
私も大学は理工学部で建築学科であるから建築士の一級は持っていて当たり前であるが、簿記1級を高校2年生の半ばで取得していることを知っている人はほんの数人である。どのように役に立っているかはわからないが先生の指導のお蔭と今でも感謝している。
そして、もう一つの指導の特徴として当時一クラス50人からいる生徒の日記管理を毎週したのである。
確か、一週間分を皆が提出する。それにコメントを書いて返してくれる。このことだけでも、すごいエネルギーである。一回や二回ではない。ずーっと一年間続けられていたのである。
でもそのお蔭で自分もその後、日記を書く習慣が付き自分を見つめなおすにとても良いツールであることを再確認したのである。日記を通して考える癖がトレーニングされたのだなーと後にガッテン!
新婦と私の年代は四半世紀も開いているので先生の指導法も私どもの時とは変わったとは思うが新潟県立長岡商業高校創立100周年記念式典でお会いした限り若々しく精力の衰えも見えなかった。まさにご健在である。
長々と話したのは実は!
新婦は本当に真面目な性格であることを言いたかったからである。
仕事に対する姿勢は一生懸命そのものである。多分I先生からの指導がかなり影響!
折しもドラッカー博士のマネジメントで高校野球をマネジメントしたら!甲子園に連れて行くと宣言する南ちゃん。「もしドラ」がNHK・TVにて2週にわたって10回の放映がされた。岩崎夏海著である。(岩崎夏海氏の経歴は東京芸大の建築科を卒業されていることから少々親近感も余計にわいてくる)

*マネジメントとは?
①第一に真摯であること。真摯とは「真面目で熱心であること。ひたむきである事!」
 ・当然、信頼が生まれます。当社の場合も同じです。品質は信頼です。
②目的が何かをハッキリとしていること。
③誰が顧客・お客かをしっかりと知っていること。
 ・野球部の顧客は?学校の生徒・先生・父兄・応援している後援会・TV見ている日本中の国民
 ・誰が顧客か?で企業が定義される。
④マネジャーは翻訳家である。キャドオペレーターも翻訳家です。
 ・きちんきちんとしている。新郎T家もとても素晴らしい人財を招かれたことになると思います。
 ・仕事を少しも嫌うところはない。
 ・責任感がある。
ここまで話して来てやはり長くなっていることに少々焦りを感じ始めている自分がいた。
突然ではございますが、お二人の永久のお幸せを心からお祈り申し上げ御挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。

*ピータードラッカー博士:
マネジメントは何よりも真摯であるべし!すべてがこの前提の上に成り立っているといっても過言ではない。

  ウエルカムボードは誓いの手形!   新郎新婦の記念写真!
  両手に花!                  新郎新婦から両親への感謝!
  沢山の思い出のセレモニーショット!  教え子とイチカワ先生(100周年記念会)

 ドラッカー博士のマネジメントで高校野球をマネジメントしたら!

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