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100万人のキャンドルナイト

2011.07.12

  
リプチの森のK様邸の庭に咲いたハスの花:とても清楚な姿に感動!
                                                     
                                
弊社事務所のグリーンカーテンに生まれたカマキリの赤ちゃんの綱渡り!

*APM:秋山孝ポスター美術館長岡が開館二周年を迎えた。
それを記念して7月9日(土)には第11回美術館大学校が開催され、夜にはミニパーティーも開催された。例年の様に多摩美術大学の秋山研究室の大学院生やOBが20数名駆けつけてくれた。サポーター会員・終身会員・法人会員含めて全員で100名近くの方が集まり二周年を祝うことが出来た。新潟県内はもとより、県外からも大変たくさんの方々から来ていただいた。ご多忙の中お出かけくださり感謝である
4月から開催されていたメキシコ展が6月30日で終了した。こちらの方も大変多くの方々からも足を運んでいただき感謝の次第である。
二周年記念の開会は秋山作品の近作を展示しての開催であった。
メキシコ展とは又一線を隔した素晴らしい作品である。来館者がドアを開けて最初の一言が「きれい!鮮やか!・・」である。秋山カラーはとてつもなくエネルギッシュであり、何よりも来館者に元気をくれる。
第11回APM美術館大学校の講師は歴史作家でもあり元長岡中央図書館長、現河井継之助記念館館長の稲川明雄先生であった。
テーマは秋山孝先生からの依頼により「長岡の教育における歴史」についてご講演くださった。
90分の内、最初の60分を稲川先生からお話しいただく。20分間は秋山先生と稲川先生の対談・そして残りの10分間を質問とするであった。果たして予定通りに会は進行していき、稲川節を聞くことで聴者は大変感動の時間を持つことが出来た。
稲川先生の歴史観にはいつも脱帽である。教科書的ではなく、今そこに歴史人物がいるかのように臨場感たっぷりのお話である。

1、 「人は何故、歴史に学ぶのか?」とレジュメは始まる。
① 小林虎三郎は、国家の強弱は、民の強弱によって決まると興学私議の中で述べている。何故、民衆の富有が国家を支えることになるのか?どうすれば、社会を強くすることが出来るのかを考えてみる。
② 戊辰戦争の際に小林虎三郎が起草した嘆願書の一部
 海内士民之開花文明を果敢に取らせ、少しも早く、皇国をしてヨーロッパ、アメリカ諸国と並立の勢いをしなんと日夜苦心。(中略)臣下を禄養し、益学芸を興し、人材を育し、富強之術を施し
③ 人財を育てることは国の為、社会の為になる。
「興学私議」国民の民力を高めることが学校の役割であり教育の目的である。これは民の為、国家の為、君主の為である。
 「三島億二郎日記」各自勉強、生殖の道をたて、なお奮励、学芸を講じ、智職を長ずるの事
 求志を忘れない:「論語」野にあっても、世の中と絶縁せず、自らを向上させることこそ、世の中も向上することにつながる。
④ 付録
 昇平夜話、下巻.巻之二 文武
一、 学問とは何事と云うなれば、親に孝を行ひ、君に忠をなし、凡、人倫に交わりて、道を行はんが為の学問也。其道を古の聖人教置玉へるを記し置きたる書を学ぶこと也。聖人の教置玉ふ道は、人倫の道なれば、上は王公大人より、下は賤しき民に至るまで、凡人たるものは皆、この道を知らずしては人に非ず。殊に三民の上に立武人をや、道を知らずして、武勇に一篇ならば、大人は乱を起し、小人は盗賊となるべし。
二、 学問は経書を本とし、暇あらば史学をすべし。経書は道に通じ、史学は古を知る。経学のみにて、史に通ぜざれば、古今暗くして用に達せず、又、経学なく史学に偏なれば、道理に暗。有用の実徳、実材を成すべし、徒に記誦、詩章に流るべからざるべし。
渋沢栄一の提唱する「論語と算盤」にも通じていく。
秋山景山(けいざん:本名朋信:通称多門太)1757~1839を取り上げてのお話であった。(当初は秋山孝先生のご縁戚である様な切り口であったが確かではない。)
荻生徂徠の徂徠学派に属し四書五経を通して人の倫を教えた。
そもそも教育とは「生きる」がテーマ。OOしてはいけないと言う禁止教育ではなく、OOの様な人になりましょう!本質教育をつたえた。
特に、長岡の教育思想の基本は「共生と個性の共存できる教育」をしたのが秋山景山であったと言われている。後の河井継之助、小林虎三郎、三島億二郎に強く影響を与えたと言われている。
どちらかと言うと協調性一辺倒になったり、個性丸出し一辺倒になったりする傾向であるが、それらが共存できるバランス教育はとても重要であり、分かりやすかった。
教育の本質は「人間は何物か?」そして、「何者かが分からないまま死んでいく」ことをわかるようになることでもある。
・・・・時間は不足し、いつか特殊講座を持ってくださることを約束して終講となった。
その後第二部は美術館がミニパーティー会場に大変身である。飲食できる美術館は早々見当たらない。APMはポスターの美に囲まれての懇親会である。とても華やかである。今回も多くの手持ちでテーブルに賑わいを添えてくれた。
今年はサポーターズ倶楽部に法人賛助会員を設定し募集することになった。月々2万円の会費で応援する会社を取り敢えず10社求めることになった。現在までのところ6社が名乗りを上げてくださった。とてもありがたいことである。
イニシャルエネルギーと並んで大切なのは継続するためのランニングエネルギーの補給である。皆様からも是非ともご参加いただければ幸いである。
開宴に先立って秋山先生から6社にディプロマが渡された。
バックミュージックは近藤陽一郎さんによるライブ演奏が流れ会はますます燃え上ってくれた。演奏有難う!
次回の第12回APM大学校の講師は長岡造形大学理事長の豊口協先生である。
演題は「夢を抱いて明日に希望を!」である。乞うご期待下さい!

   第11回APM美術館大学開校を待つ生徒たち!    稲川節のエンジンがかかるには時間はそれほど必要ではない!
   基調講演の後に秋山先生と対談になる! 法人会員6社にデプロマが秋山先生から渡された。  新潟銘醸吉沢社長さま
   三古老人福祉会近藤さま           川崎自動車工業貝間社長さま        第四電設斎藤専務さま
   フォレス・タカダ高田専務           高田建築事務所社長高田         近藤陽一郎ライブ
   ライブは盛り上がった!           新潟銘醸さんからの差し入れ酒は美味しい!  記念写真パチリ                                              

                                                                   ・・・高田清太郎記

*100万人のキャンドルナイト
二周年記念日の半月ほど遡って、6月22日の夏至の日に全国規模で行われた100万人のキャンドルナイトに連携してAPMでも開催された。天気は曇り空であったが燭火は清貧空間を作り出していた。
弊社の平沢君が主導で開催された俄かイベントではあったが平沢君の友達がギターを奏でてくれたりしたお蔭で近所の方々も間を置かずにおいでくださった。
それでは彼のコメントを以下に記すことにする。
2011年6月22日、夏至の日 
秋山孝ポスター美術館にて
夏至や冬至、春分・秋分と四季によって名前がつけられているのは日本独自の文化であると思う。
‘1000000人のキャンドルナイト’はエコという言葉が、日本に浸透し始めた頃に始まった環境運動の一つで一年のうち日照時間が一番長い日である夏至に着目しその日の夜の数時間だけ、電気による照明の灯りを消しキャンドルの灯りだけで生活をしようという運動である。
口コミのみで広まっているイベントなので大々的に開催されるということはほぼないがインターネットのサイトを通じて登録を行えば、名を借りて開催することが可能で開催地を全国どこからでも確認することができるシステムとなっている。(大きく開催されないというところに、日本人的な繊細な魅力を感じる。)全国的なイベントが自分の住む町でも開催できるという簡易性とキャンドルの持つ神秘性に着目をし新潟県長岡市宮内地区にある、秋山孝ポスター美術館長岡でも このイベントを開催する運びとなった。美術館が持つ独特の静けさと緊張感の中にキャンドルの淡い灯りを想像し、その景色が年に一度しか味わうことが出来ないということを思うだけで、開催意義を感じずにはいられなかった。
突発的に開催されたイベントであり、しかも当日は夕立に見舞われもしたが、50名を超える方々から美術館を訪れて頂いた。この町特有の景色を作っている雁木が、人々を夕立から守りその役割を果たしてくれたのだ。
様々なところからの恩恵を感じながら開催されたイベントではあったが、秋山先生の瞬発的なご理解や美術館のスタッフの方会社の方々に改めて感謝を申し上げたいと思います。次回も、また町の特徴が生きるような空間作りが出来ればと考えている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   「平澤健至記」

   聖なる空間が生まれた!                               宮川君の芸術的な写真一枚!

  サンキュー!平沢君!100万人キャンドルは心休まる空間!

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