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MaRouの杜(マルの森)がオープン

2013.06.11

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

*    20130601:丸山正三絵画館(MaRouの杜)が長岡造形大学キャンパス内にオープンした。午後からは丸山正三画伯を偲ぶ会(長岡グランドホテル)に参加させて頂く。
・    大キャンパスの中に置かれているので外観はとてもコンパクトでキュビックな建築ではあるが室内空間はとても変化に富み広さや大きさを感じさせてくれている。
・    外壁はステンレスとアルミによって構成されているがとてもキャンパスの緑と協奏していた。
・    山下先生の解説によれば、プランは14m正方形に18度軸線を回転させた5m幅の十字形を重ね合わせたものである。
・    内外部との接続スペースや外周面と18度振った軸線でパースペクティブ効果が生まれ、とても広がりを醸し出してくれている。(山下先生の解説では、そもそも18度は大学の軸線と合わせたのだそうである)
・    高低差のあるセクションは更に空間に広がりを添えてくれる。4ヶ所の高窓・開口部は斜め上部よりの柔らかな自然光を取り入れるのに成功している。
・    絶妙の傑作空間である。
・    奥様の真理子さんによると面積は199㎡と200㎡を切ることが様々な意味での味噌であったと。延面積でも300㎡を切り299㎡にこだわったとのことである。
・    山下先生の作品で代表される「てくてく」は日本建築学会・建築家協会で数々の受賞をされている。
・    マルの森は規模こそ小さいがそれにも勝る作品であった。
・    丸山正三作品は画歴通りに展示されていた。
①    学生時代(1937年~1941年:猪熊弦一郎画伯に出会い師事
②    ハルビンシリーズ(1943年~1955年)
③    壁派的シリーズ(1957年~1964年)
④    アメリカシリーズ(1965年~1972年)
⑤    ヨーロッパシリーズ(1972年~  )
・    私はアメリカシリーズがとても好きだ。
・    丸山正三絵画館の開館期間は6月1日~11月30日:開館時間は10:00~16:00である。(休館は月曜日・土曜日・祝日・学事暦にあわせて)
・    1912年生まれの丸山正三先生は2012年12月14日に百歳の生涯を終えられた。絵画館完成には間に合わなかった。
・    丸山先生の本業はそもそもドクターである。丸山正三絵画館設立準備委員会の委員長である丸岡稔先生も後輩ドクターであり同じ画家でもある。先生からの御声掛けを頂いて参加させて頂いた会も今日までには大変な道のりを経られたようであった。それだけに完成には感無量のものがあったとのことらしい。
・    そんな訳で、午後から開催された丸山正三画伯を偲ぶ会では関係者からは発足から開館開設までの御苦労や経過の報告やご挨拶があった。
・    そんな中で異色のご挨拶があった。美術評論家のワシオ・トシヒコ氏である。内容はかなり辛口のご挨拶があり「ハッ」とさせられた。と言うより固まってしまったと言った方がいいかもしれない。
・    「美術館空間のつくりを全く間違った解釈をしている。マルの森は直ぐに直すべきである。美術品のための展示空間にはなっていないと!あんなに狭苦しく距離の無い展示スペースではダメだ!」と一括。しかも挨拶としては比較的長く評論された。
・    「建築家の想いで作っている。外形はそのままにして直ぐに内部空間を改造すべきである!」
・    一同唖然である。
・    それでもコメントは続く:「美術館はどこに焦点を当てるかで空間のつくり方・目的が変わってくる!」耳に痛い話であった。
・    午前中に観させて頂いた建築に感動していただけに自分を責められているような妙な気分であった。
・    ワシオ氏によれば美術館建築の目的をどこに置くかである。美術鑑賞空間第一主義・運営者第一主義・建築家造形第一主義!と三分類することが出来ると言うのである。
・    多くの建築家は自分の造形空間を優先して作品鑑賞のことは二の次だ。確かに鑑賞するには作品との距離がとれず狭いスペースが沢山あった。(しかし、それは元々アトリエの延長上での絵画館スペースを作るのだと大前提があったと聞いていたのでこのミスマッチの解凍にはそれほど時間はかからない様な気もするが、気がもめる事でもあった。)
・    後程ご挨拶に行くと黒川紀章氏設計の六本木にある新国立美術館のことをケチョンパンに一蹴するのであった。
・    この話を聞いていながら普段の自分たちの仕事の進め方にも注意必要とのサジェスチョン頂いた。
・    お客様の想いを確りと受け止め目標を確りと定めなければならない。自分のつくりたい空間・自分のやりたいこと空間づくりが優先ではない?!?!
・    それにしても山下秀之先生の名のごとく秀越な作品であることには何の変わりも無かった。

*    20130601:第13回APM企画展「ポーランドポスターの巨匠in長岡」が開催。
・    丸山正三絵画館オープン同日に16:00からは第19回APM大学が開催された!こちらも80名近くの皆様が集まってくれた。盛況であった。
・    講師は館長の秋山孝先生と御法川長岡造形大学准教授である。
・    お二人のコレクションを中心に展示されている。
・    ポスターと言うものが持つ凄いエネルギーがシュールの世界で繰り広げられている歴史の時代背景を垣間見させてくれている。
・    会期は6月末までである。

*    20130602:豊口協先生の個展が飛蟲舎にて開催!
・    飛蟲舎は当社の築縁様の渡辺洋三さまのご実家で今はアトリエとして開放されている。
・    先生の素晴らしい作品が沢山並んでいました。とても心温まる作品達です。
・    それにしても豊口先生の個展が初めてとはびっくりであった。もう何回も作品展を開いていられてもおかしくない素晴らしい作品群であった。*    当社の築縁様でもあられる太田先生ご夫妻もおいででとても楽しい時間を過ごすことが出来た。
 
マルの森オープンテープカット
 
向かって右から福田・秋山・山下各先生
 
アメリカシリーズの作品
 
バックストリート
 
展示室風景
 
真下慶治記念美術館真下清美館長(左から二人目)と山下真理子さん(3人目)と記念ショット
 
丸山正三先生を偲ぶ会にて丸岡稔委員長のご挨拶
 
在りし日の丸山正三画伯
 
第19回APM大学が開催:秋山・御法川両先生による対談形式
 
ポーランドポスター展となると語気はますます強く話に勢いが出てくる秋山館長
 
受けて立つ御法川長岡造形大学准教授
 
いよいよ開催される版画ワークショップ予告をする高田光美さん!
 
やはり会の締めは記念写真で!
 
飛蟲舎で豊口協先生の個展が開催
 
飛び込み参加なのにお出迎え下さった渡辺様奥様(弊社の築縁様)
 
渡辺洋三様(築縁様)のご実家で飛蟲舎を開設!この日はハーモニカでお祝いを演奏!
 
豊口協先生(左)と太田裕先生ご夫妻(弊社の築縁様)にも久しぶりにご挨拶
 
豊口先生の作品:時計
 
心温まる作品群

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