高田清太郎ブログ

正確な時間ブルーサンダーとレッドサンダーの交差点:レッシャ(列車)はレンシャ(連写)で撮るのがいい!?



エッセイ
すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所*    毎朝の散歩道で同じ散歩人に会ったり犬散歩の人に会ったりして「おはようございます」の一言ご挨拶を重ねていくと最初ぎこちなかった挨拶も自然な挨拶に変身してくる。
・    人との出会いばかりではなく毎日電車との出会いも私の散歩道における楽しみの一つである。
・    散歩途中のたった30~40分の最中での出会いの話である。きちんとダイヤ通りに運転するJRの仕組みにはいつも脱帽である。上り・下りの通勤電車や貨物列車は決まった時間にやって来る。私の散歩での道草をセーブさせる時計代わりにもなっている。
・    そして、朝は6:52に上越線のぼり貨物列車と信越線くだり貨物列車のはなしである。
・    出会う場所は摂田屋の踏切で信越線と上越線が分岐する所である。
・    上越線は宮内駅方面から上りのブルーサンダー・信越線は前川駅方面からのやって来る下りのレッドサンダー、出会い頭の顔合わせの瞬間をシャッターに納めたいと思っておるのであるが、どうしてもうまくいかない後1秒でジャストなのだが?
・    中々ジャスト瞬間を捉える事って難しいものだと話していたら、連写にしたらいいのにと姪ごからさらりと言われた。そうだったのだ。と合点はしたが連写操作を知らない。
・    それにしても「列車(れっしゃ)を撮る時には連写(れんしゃ)」とは中々の語呂感覚である。
・    日常感覚では私達は毎日同じ時間に繰り返すことを当たり前の様に考えている。しかしこれって凄いことなのである。
・    日本のダイヤ管理は凄い。秒単位である。ブルーサンダーとレッドサンダーの出会い頭のシーンを同じ場所で同じ時間に見ることに気が付かなかったらそんなに気にしなかったかもしれないが。*    SASの奇跡!スカンジナビアエアーシステムのヤンカ―ルソン社長は自社の搭乗客のアンケート調査をしたら、ビジネスマンが圧倒していた。最初は北欧空路を利用する大多数は観光客が多いのではと思っておったのだが、それが見事に違ったのである。一番の乗客・顧客は何とビジネスマンだったのである。
・    何故、自社航空を使う方の調査をしたかと言うとご多分に漏れず空席が目立って、経営危機まで招いたからであったと読書した時の記憶を思い出している。
・    経営改革はまず現状把握からであった。出た結果にびっくりもし対応が迫られたのである。
・    観光客は時間に対しては5分10分はそんなに大事じゃないかもしれない。景色を観ながら待つのも風流ぐらいである。
・    しかし、ビジネスマンとなると話は違ってくる。ビジネスマンは商談するために飛行機を利用する。商談には時間の大切さがつきまとう。
・    トランジットの飛行機の時は前の機が来るまでは待ってその乗客を連れて行くのが定石と踏んでいたのであるが、ビジネスマンが殆どの飛行機は時間通りが最大のサービスと戦術を変えたのである。
・    新しい提案に従った途端に乗客が戻ってきたと言うのである。勿論改革はそんなに単純ではないだろうが、それでももっとも重大な優先順位はどこの場面でも優先させてそれから二次的なものを膨らませて行けばいい。
・    我が社の命は?何をクライアントは求めているか?そのニーズと合わなくなったときに客離れが起こる。
・    ビジネスマンにとってはTime Is Money!である。たっぷり時間がいつも用意されているわけではない。否、それどころか一分一秒が勝負なのである。
・    10分遅れれば10分の相手の時間を盗んだことになる。相手が10人にいれば100分(1時間40分)盗んだことと同じことになる。
・    5分前到着は心がけるところであるが交通機関の時間の乱れで遅れることもある。どのくらいの時間を想定するかは各自の基準に任せられているが重要な商談となれば言い訳は許されない。
・    先日も山手線で3つ目の駅だから10分もあれば大丈夫だと思っていたら、電車が動かに。アナウンスは繰り返される。只今有楽町駅構内で人身事故がありました。ご迷惑をおかけしますが今少々お待ちください。結果的に10分以上停車したままであった。
・    10分あれば大丈夫。その10分は動かずの電車に釘付けである。
・    ギリギリ到着であったが、同じ理由かどうかは知らないがまだ数席空白である。運営側は只今JRでは事故の為に電車の運行に支障が出ております。この会場においでの方も含まれている様です。今少々お待ちください。
・    事故や自然災害が起こったので交通網が遮断されたと言う時に通勤途上は自分よりも遠くの方が出勤しているのに自分が出勤できない時の言い訳には苦慮させられる一瞬でもある。
・*    大宮駅での出来事を想い出す:仙台に行くときの新幹線の乗継の話である。
・    長岡から上越新幹線で大宮まで。大宮から仙台までは東北新幹線である。
・    大宮駅でのダイヤ表では両方とも10:00と書かれている。絶体絶命と思っておったらそうでないと閃いた。両方とも出発時間ダイヤである。と言うことは到着は両方とも1分間くらいあるはずである。隣のプラットフォームまで走れば間に合うはずである。
・    気が付いた時は混み合った列車なかであった。出るまでに40秒以上もかかってしまった。
・    目の前にしての新幹線ドアのクローズであった。
・    それから時間には時の一瞬ではなく間があるから時間と意識しだすことにした。
・    Time is money!である。


ブルーサンダー

レッドサンダー

ブルーサンダーとレッドサンダーが出会う時