高田清太郎ブログ

234と2340が重なった(朝の唱和) 感動のフラクタル



エッセイ

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

*    会社では毎朝始業前に朝礼をする。言ってみれば、どこでも見かける風景である。
・    弊社での日常朝礼風景は:
・    一日の挨拶:ヨ・イ・オ・ア・シ・ス運動の唱和から始まる。
・    ・・・「宜しくお願いします:いらっしゃいませ:おはようございます:ありがとうございます:失礼しました:すみません」
・    経営理念の唱和:
・    ・・・「豊かな人間性:個性ある巣舞作り:輝ける未来に貢献する環境創造企業でありたい」
・    番号:
・    ・・・「1・2・3・4・5・~~」
・    健康状態:
・    ・・・元気です!(異常ありません!だと異常とませんの二重否定の様でやめることにした)
・    会社の教養(倫理法人会のテキストを使用)を読みあう。
・    ・・・感想を語る。
・    そして、本日の業務を各個人から報告してもらう。
・    その後交通事故無事故日数報告と現場災害ゼロ災害日数を報告してもらう。
・    最後にホウレンソウダの徹底が唱和される。
・    ・・・ダブっても報告・スピーディーに連絡・素直な心で相談・綿密な打ち合わせ!

*    20131116(土)の朝礼のときの報告では交通事故無事故日数が234日であり、現場災害ゼロ災害日数が2340日であった。2・3・4と2・3・4と数字が重なった。
・    おお~~フラクタル
・    なんとなくほっとする一瞬であった。無事故・無災害の数式が並ぶのはとてもうれしいものである。
・    他愛のないと思われるかもしれないが、234日も2340日も単なる数字の並びではなく、その紙背には並大抵でない努力が埋め込まれているのである。
・    であるから、その日数にはとても重いものが重なっているのである。
・    千日も一日から:万歩も一歩から:である。
*    作家:小川洋子氏の小説「博士の愛した数式」を思い出している自分がいる。
・    交通事故による脳の損傷で記憶が80分しか持続しなくなってしまった元数学者「博士」と博士の新しい家政婦とその息子「ルート」の心のふれあいを美しい数式と共に描いた作品。
・    全国の書店で働く人々が選ぶ本屋大賞の大賞作品として第1回受賞作となった。文庫化されると、史上最速の2ヵ月で100万部を突破した。2006年1月の映画化という販売促進策が決定的に奏功した。ちなみに大賞受賞時の得点は202点である。
・    粗筋は家政婦紹介組合から派遣された先は、80分しか記憶が持たない元数学者「博士」の家だった。こよなく数学を愛し、他に全く興味を示さない博士に、家政婦は少なからず困惑する。ある日、10歳の息子がいることを知った博士は、幼い子供が独りぼっちで母親 の帰りを待っていることに居たたまれなくなり、次の日からは息子を連れてくるようにと言う。次の日連れてきた「私」の息子の頭を撫でながら、博士は彼を 「ルート」と名付け、その日から3人の日々は温かさに満ちたものに変わってゆく・・・。
・    数式の不思議と美しさが克明に描かれ読者を魅了する。「博士」のモデルは放浪の天才学者エルデシュと言われている。
・    数学用語も沢山並べられており、全部は理解できないがなんとなくわかることで納得してしまう小説である。「ルート・虚数・階乗・友愛数・素数・双子素数・完全数・過剰数・不足数・三角数・等差級数・ルース=アーロン・ペア・メスセンヌ素数・サイクロイド曲線・ネイピア数・オイラーの公式」
・    中でも説得力のある魅力的な友愛数はとても楽しい:
・    友愛数とは(ゆうあいすう)とは、異なる2つの自然数の組で、自分自身を除いた約数の和が、互いに他方と等しくなるような数をいう。親和数とも呼ばれる。
・    一番小さな友愛数の組は(220、284)である。と言われている。
・    220の自分自身を除いた約数は、1,2,4,5,10,11,20,22,44,55,110で、和は284となる。一方、284の自分自身を除いた約数は、1,2,4,71,142で、和は220である。
・    双子素数(ふたごそすう、twin prime)とは、差が 2 である2つの素数の組のこと。
・    2 と 3 の組を除くと、双子素数はもっとも数の近い素数の組である。双子素数の例としては、 3 と 5 、 11 と 13 、 857 と 859 などがある。(ウィキペディア参照)
*    フラクタルとは図形の部分と全体が自己相似になっているものなどをいう。
*    無事故・無災害は同じ数字で繰り返されるのだろうか?たまたまの出会い数字にびっくりである。