高田清太郎ブログ

優しい時間!



建築/巣舞.間知.趣舞

すまいは巣舞
巣は形・舞は想い
想いを形に
巣舞るフォー・ユー
高田建築事務所

絵本の森:グランチャがオープンした!
(グランチャ=グランドチェルドレンの略Grandchildren=孫)

*?? ?20140405(土)10:00オープンと聞いた。
・?? ?早速、我らも夫婦でお祝いに駆けつけた。

・?? ?その日は天気が不安定で早朝には晴れていたが散歩の途中で雪が舞う吹雪になった。まもなく止むが再度雲行きが怪しくなり冬に舞い戻る。波状攻撃型の典型的雪模様であった。
・?? ?それでも幸いに現地に到着した時には晴れ間が広がってきた。

*?? ?絵本の森:グランチャとは近藤和義さんと泰子さんご夫妻が開館した絵本の館である。

・?? ?店長は勿論奥様の泰子さま(と言うご主人が館を使える使用可能時間は閉館後の16:00~翌朝の9:00まで寝袋持参でやってきてください。一杯やりながら語り合いましょう。であった。)

*?? ?長岡市に合併された寺泊は長岡市の海の入り口である。佐渡島へ渡るひとつの入り口でもある。

・?? ?中でも有名なのは「魚のアメ横」である。東京上野の大型商店街「アメ横」の賑わいにあやかってつけた名前とも聞いた。所狭しと11店舗の商店が店を広げている。
・?? ?名物はなんといっても蟹である。ここに行けば必ず買ってくるのが活きよい魚である。
・?? ?魚類をはじめイカや貝類などの鮮度も天下一品だ。

・?? ?紅ズワイガニ・あわび・のどぐろ・舌平目.・金目鯛・岩がき・ホタテ・サザエと見るだけでも楽しい。まだ行った事のない人は一度は出かけてみてほしい観光地でもある。

*?? ?そしてそこから車で5分ほどのところに目的地のグランチャがある。山地坂を登ると沿道にはとても可愛いグランチャの木看板が掲げられている。ちょっとよそ見をしていると見逃してしまいそうである。(実際、ログハウスに目を奪われていて左にあった看板を見過ごしてしまった)
・?? ?今から20年ほど前に分譲された別荘地だと教えていただいた。
・?? ?グランチャの土地は約900平方メートル:約田圃にして一反である。

・?? ?沢山の木々のつぼみが生長している。目指すグランチャの看板前の駐車場に車を置いて数十歩歩くと寺泊の海が見える。晴れていれば佐渡は直ぐそこだ。右手には弥彦山が雲に隠れている。

・?? ?やがて木々の葉は茂り絵本館も簡単には見つけることができなくなる季節に恵まれる。木々の間から見え隠れする季節の風景をまぶたに写してみる。なんと素敵な立地だろう。

・?? ?近藤夫妻から話は聞いていたがこれほど素敵な空間だとは思わなかった。想像の何倍も絶景であった。

・?? ?館は4尺基礎の上に建てられた二層建てログハウスである。何でもカナダ製だという構造はとてもがっしりしていた。
・?? ?館の周りにはユキワリソウが春の訪れを告げていた。

・?? ?敷地全体は自然のままにしたという。その高低がつくる壁で建築のシルエットに遠近感を与えてくれている。

・?? ?アプローチの枕木はその昔のJRからの本物と言う。時間をかけてご夫妻で並べたそうである。訪問者にはとても歩くにナイスタッチ・ウエルカムである。
・?? ?沢山の樹木が植え込まれた歴史も聞こえてきた。その分愛着満載でもあるのだろう。
・?? ?時間をかけて仕込んできた絵本館はとても優雅だ。

*?? ?アプローチを楽しみながら絵本館のドアを開ける。とても自然に室内に誘われる。招き椅子に座って薪ストーブ越しに見える窓の外の木立と空の重い雲間を臨むと、あのテレビドラマと重なる空間を共有できるのだ。
・?? ?原案・脚本:倉本聰氏の富良野物語「優しい時間」である。

・?? ?2005年に寺尾聰主演・二宮和也・大竹しのぶ・長澤まさみ・余貴美子による名演技で流れる時を映像化したものである。
・?? ?喫茶店の名前は『森の時計』であった。

・?? ?あらすじ:(ウィキペディアより)商社のニューヨーク支店長を務める湧井勇吉は、3年前、息子・拓郎が起こした交通事故によって彼と同乗していた妻・めぐみが死んだ事を機に、会社を辞めて 息子の元を離れ、妻の故郷・富良野で、喫茶店『森の時計』を開いた。しかし、めぐみの親友・九条朋子がこの事を知り、拓郎を父親の近くに置こうと陶芸窯に 住み込みで就職させる。・・・・・・

・?? ?そしてそのDVDを貸してくださったのが近藤夫妻である。そうなのだ。本日招かれるに、かなり前から確りとシナリオはできていたのである。
・?? ?大いなる符号である:私達がここにくるまでにカルチャー作業は終わっていたのであった。

*?? ?沢山の手作りグッズが所狭しと語りかけてくる。

・?? ?寺泊の地は少々遠隔地であるが沢山の絵本が来館者を決して裏切ることない。それどころか何度も来たい舘である。

・?? ?弊社企画専務(高田清之介)はじめ弊社タカモクスタッフも棚や手すりの製作でお手伝いをさせていただいた。とてもお喜び頂き参加させていただいたことにも感謝であった。

*?? ?絵本の読み聞かせでは近藤さん次女の近藤麻智子さんはプロである。
・?? ?現在はテレビ東京でニュースアナウンサーをされている。丁度この日の開館日には帰っておられた。

是非とも絵本の森グランチャにて読み聞かせを!・・・・
・?? ?とても至福の時であったが新潟日報社の記者の取材が始まろうとしている。
・?? ?又寄せてください。
・?? ?豊かさとは時と空間と人とが織り成すところである。

*?? ?そんな空間の中で頂いたコーヒーは又絶品であった。

*?? ?絵本の森の案内カード・マップの製作は姪の高田光美ちゃんだ。
・?? ?店長泰子さんの文と協奏して可愛くよくできていた。是非ともお出かけ下さい。
・?? ?来訪者を決して裏切りません。

*?? ?住所:〒940-2502新潟県長岡市寺泊薮田6931-41
TEL:080-8042-6938
http:://grancha.jimdo.com

長岡駅からは車で40分前後である。アクセスロードにはぶんすい経由で行けばおいらん道中のとても素晴らしい桜並木が迎えてくれる。

入り口看板も手作りだ!

近藤夫妻と絵本の森:グランチャの館


松ぼっくりのように詰まれた薪:まるでグランチャおトーテンポールだ!


2F絵本の部屋のピクチャーウィンドウで切り取られた一枚の絵?えっ?

いつかグランチャで飼いたい羊たち:まずは置物でウォーミングアップ!
とても美味しいコーヒー


グランチャ〔孫〕と楽しいひと時
グランチャ〔孫〕と優しい時間!