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‘まちづくり’は‘ひとづくり’その2

2019.07.8

以前、ご紹介させて頂いた地元小学校との共同企画「まちかど美術館」。
今回はその続編についてお届けさせて頂きます。

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さぁ、この新たな命が吹き込まれた端材のオブジェたちは、いよいよ「まちかど」へとステージを移します。

タイトルの通り、舞台は「まちかど」。
学区の「まちかど」を美術館にみたてた、一日限りのアートイベントの開催です。

今回選ばれたその「まちかど」は、地元小学校区として慣れ親しまれており、JR宮内駅から摂田屋をつなぐ宮内駅前商店街通りとなりました。

 

関係者への許可など、この日のために対外的に必要な準備を進めてきた児童たちの表情も、どこか自信に溢れ、頼もしくも感じます。

続々と並べられる作品たち。

 

多種多様な個性を纏ったアート作品が、通りを彩りはじめます。

そして単に展示を行うのではなく、行き交う人々に自ら声をかけ「学芸員」という役職もこなします。

 

最初は緊張して、こわばっていた顔の児童たちも、コツをつかめば早い早い!

大人でも躊躇しそうな場面でも、彼らは次から次へと行き交う方々に声をかけ、「自分」をアピールします。

普段は物静かなこの商店街の通りも、このときばかりは子供たちの掛け合いがまちに響き、近所の大人も含めて賑やかな光景が所々で見られました。

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今回の「まちかど美術館」は、私達にとっても多くの学びがあったように思います。

子供たちが発信し、語りかけた「想い」を大人達が受け取り、応えていくことで、新たなタイプのコミュニケーションが生まれるということ。
またそれにより、参加してくれた多くの方々に笑顔の連鎖が起こるという姿を垣間見たようでした。

きっと、この「人」と「人」との間に育まれる繋がりの中に、まちづくりを行う上での足がかりのような、大切なものが隠されているような気がします。

 

最近はネット社会が発達して、世の中が便利になっていく反面、私達が生きている実社会の‘めんどうなこと’はどこか目を背けられ、寂しく感じることも少なくありません。

そんな時代だからこそ、一度立ち止まってみて、改めて身近な景色に目をむけてみるもの良いのかもしれません。

 

未来を担う子供たちが再び帰ってきたくなるような、魅力ある「まち」を目指して!

 

長岡設計 平澤

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