新潟は昔ほど雪が降らなくなったとはいえ、山間に位置する長岡ニュータウンでは依然1mほどの積雪が見込まれます。このことが長岡ニュータウンを「冬に住みたくない街」にしている原因です。現在ではあまり見られなくなりましたが、新潟には雪に対する様々な住まい方の知恵を持っています。その中の一つである各住居の軒をつなげて形成される雁木を2階にも活用できる「雁木デッキ」にアレンジし、現在の積雪に対する住まい方である「高床式住居」と組み合わせることで、さながら水の都を思わせるような、雁木デッキから白く彩られた街を望むことができる「冬に住みたい街」=『雪の都』をかたち創ります。
雁木デッキによって色々なデザインの住宅が並ぶ街区の景観に統一感が出ます。また、雁木デッキの下には雪に被われないため、植栽の種類の幅が広がります。さらに高床式住居の基礎部を車庫としない場合、無機質なコンクリートによるカーポートでなく、雁木デッキによるカーポートとすることができます。このことから、雁木デッキを設けるという特別区に指定することで、景観の向上、改善をはかることが可能になります。

協定について
基本的には長岡ニュータウン協定に準じますが、この提案に際して、追加項目として雁木デッキを設けることが挙げられます。但し、雁木デッキ部分は公共性が強いので、公団側から助成金の援助を設定して頂くことを考えています。
土地の販売方法について
・個別に宅地を販売する。
・分譲住宅。
・幾つかのグループにまとめた宅地を、一括して購入してもらう。(個人でも、コーポラティブハウスの要素をもたせてもよい)
・住宅会社等にまとめて販売する。(公団から特典を付ける)
・隣の中層集合住宅に対して、戸建の賃貸住宅とする。
全体配置図
街区構造は「みち広場Z字タイプ」(資料5)を基本構造としました。
街区の外側に位置する住宅は北風を受けることと、擁壁に接することから高床式住居とし、密集する街区の内側の住居は、採光の面から住居の一部だけ高床式を採用しています。街区の南側の宅地に建てられる住居は隣接する街区に対して背を向けることになり、また、雁木デッキによって街区同士がつながれていないことで関係性が非常に希薄になることが考えられますので、高床式を採用していません。

各住宅の雁木デッキが連なっていて、住民は雁木デッキの上下を行き来できます。1、2階の移動には共有の階段、エレベータが設置されています。隣家の雁木デッキと接続キットでつながれているため分離が可能になっています。

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TYPE1
各住居がそれぞれの雁木デッキを持っています。高床式住居ですが、デッキ下を車庫に利用することが可能(動線と交わらない、十分に広い )になっています。 |
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TYPE2 3尺×6尺の普通トイレとして利用される状態 |
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TYPE3 建具をスライドさせて、6尺×6尺の車椅子用トイレブースの完成 |
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TYPE4 スライドして出てきた時の状態 |
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TYPE5 スライドして出てきた時の状態 |
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