ブログ

「景観になる」

2019.02.7

今年はスーパー暖冬といろいろなところで耳にします。

ここ数日も気温が上がり、外を歩くと雪解けの水が樋を打つ音が聞こえてきました。

2月のはじめですが、時折春を感じるこの頃です。

 

さて、うれしい便りが届きました。

新潟県建築士事務所協会主催 第27回「建築作品・新潟県賞」にて

優秀賞(住宅部門)受賞のお知らせです。

これで入賞は40回を数えることとなりました。

ご協力いただいた築縁様、本当にありがとうございました。

 

 

コンセプトは「結界のある風景」

立地は県道と立体バイパスの交差する場所で、

特に県道は直接面しており交通量も多くなっています。

しかし敷地の裏側は緑溢れる遊歩道があります。

 

そこで2階リビングの内部空間は県道から閉ざし、

遊歩道に向けて開きました。

外の喧騒から切り離された居心地の良い空間になっています。

 

 

一方、建物は個人の所有であるとともに、

そこに建つことで町の風景になっていきます。

個人のお住まいも第三者の景観のひとつのピースになります。

まち行く人からの見え方も大事な要素。

 

県道からは1階のガレージ越しに遊歩道が見えることで、

視線を閉ざすのではなく、

それとなく遊歩道の気配や断片が見えるようになっています。

ガレージが奥行きのあるフレームとなり、結界をつくります。

 

 

先日ある会でお会いした方と、この建物の話になりました。

その県道はよく通られるらしく建築中から見ていらっしゃったそうです。

 

そこで完成した建物のガレージの視線の抜けが、裏の遊歩道がほど良く見え、

景観に対してとても優しいつくりになっているとお言葉をいただきました。

まさにコンセプトをずばり言い当てられたことにとても驚かされたとともに、

うれしい気持ちにもなりました。

 

 

弊社の経営理念は三つあります。

その中のひとつが「輝ける未来に貢献する環境創造企業でありたい」です。

環境は今でこそ、幅広い意味を含んでいますが、

建築が作り出す景観も環境と言えます。

 

今回の受賞がその理念に沿ったもので、

かつ評価されたことを励みとしていきたいと思います。

この記事をシェアする